水曜日, 8月 20, 2008

魔王第7話の復習

『魔王』第7話の先週金曜日以来、ずっと抱きしめてるんですが。はい、しおりちゃんを。

今度の金曜日が来たら、二度と抱きしめられないのかな。

「僕は天使なんかじゃありませんよ」

に続く懺悔は、重いです。

どう展開するんでしょうか。領さん、先週金曜日以来、ずっと泣いてもいるわけで。

わっっっ、抱きしめちゃったっ、もう、幸せになれ! とも思ってみたものの。

今ひとつ分からなくて、感情移入しきれない自分もいます。誕生日は同じなのに。

同じ星座なのに、血液型が違うのかしらん。真中友雄さん、何型ですか?

池畑を呼び出して赤い封筒を見つけさせた71番倉庫は、友雄さんの誕生日の数字です。転落死させた74番倉庫は、直人に「正当防衛で無罪」の判決が出た日=赤い部屋に吊るされた直人の写真が撮られてきた日、の数字だそうです。

そんな細かいことまできっちり復讐計画を立ててきた真中友雄=成瀬領。

今更人間になって、成瀬さんの中での整合性がとれるんでしょうか。

愛とひきかえの復讐、つまり。

しおりに近づいたのも、偶然ではなく復讐に利用するためで、図書館で声をかけたのも、コーヒーを飲みに行ったのも、バザーのお手伝いをしましょうと言ったのも、『神曲』の残像を無理して読もうとして=読ませて倒れたしおりに付き添ったのさえ、復讐のため。ってことで。

理解できな~い。

しおりちゃんなら、理解できるんでしょうか。

雑誌「フリックスジャパン」の中で大野くんは、成瀬はもう病気だから、本来は表情もなにもないのだけれど台本に載ってる表情でやる(若いファンに人間の業が伝わるように)、と言っていました。

大野くんの理解では、成瀬は病気。病気ってことで、大野くんは理解できているらしい。

7話で成瀬が山野にこぼしてしまった心境「時々分からなくなる。自分が誰で、何のために生きているのか。大切な人を欺いてまで。」

自分が誰だか分からない、と言われてみると、そうでしょうそうでしょう、と思ってしまいます。そういう病気なのか。

ドラマ前半の成瀬のあの怖さは、自分が誰だか分かっていない人の怖さだったのかな。

しおり「私じゃ成瀬さんの天使にはなれませんか。」

地獄の門から、天使のようなしおりの所まで這い上がって来ることができるのか。

7話のタイトルが「優しい嘘が死を招く」なんですよ。既に止められない伏線はいっぱいだし。翻弄してくれますね。

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