木曜日, 6月 24, 2010

世の中は良くなるのか

今、少子化で、だんだん人口は減っていくそうです。今、子供を作らない人たちは子孫を残さず、将来は、今、子供を作る人たちの子供達の時代になっていきます。

今、私のまわりは、優秀でいい人だけれど独身の人も多いです。すご~く、仕事をしているのです。そういう人たちは、ある優秀な独身エンジニアの言葉を借りれば、「淘汰されて」いく、とのこと。

今、世の中の「普通」は、長い時間をかけて遠くまで通勤し、疲れ果てるまで仕事をする、ということになっているみたいです。それが普通だ、と言われて、今の職場へと転勤になりました。

通勤時間に電車で見るサラリーマン達は、みんな朝からぐったり下を向いて寝ています。疲れているようです。彼女や彼氏とデートする時間があるかどうか。子供と夕ご飯を食べる時間があるかどうか。結婚もせず、子供もいない人も多いかもしれません。少子化だそうですから。

そういうのが「普通」ということになっていても、この普通はだんだん「淘汰されて」いくのかもしれません。

人口は減っても、もっと余裕がある生活が普通になっていくかも。

それで生活が貧しくなるかというと、そうでもないかもしれない、と思うんですよ。

余裕なく疲れ果てるまで仕事をしても、本当にいい仕事ができていない場合もあるかもしれません。

競争に勝つために高性能の製品を開発し、販売しても、余裕がないために一般消費者の必要性に合致していなかったら、売れないかもしれません。

某社の携帯電話、ものすごくきれいな画面で、小さな小さな文字がくっきりきれいに表示されるのだけど、老眼だと読めないんです。高性能だけど、使えない。さぞ、開発は大変だったでしょうに。

技術者は突っ走りがちだけど、そもそも発想が違っていた、ということは、よくあるんです。

テレビ番組も多すぎる気がするのだけど。一回こっきりの放送時間のために番組を作るというやり方は変わっていくんでしょうか。

10年ほど前にニューヨークの5番街のデパートに行った時、店員さんの数がすごく少なくて驚きました。日本ではうちの近所のデパートは、店員さんがいっぱい立っていておじぎをしてくれます。安心ですけど、あんなにはいらないかも。

アメリカに居た時には、エンジニアも夕方はゴルフしてました。通勤は20分くらいで、お昼を家に帰って食べる人もいたし。ドイツ人の同僚は夏休みを3ヶ月取ってました。子供が生まれた男性同僚は2週間は休みを取るのが当たり前でした。

アメリカっぽい生活パターンだった同僚達も、日本に戻ったらみんな日本のパターンになっちゃいました。

人口が減ったら、今の時代に子供を残したのは生活を重視する人たちだとしたら、日本も今よりも生活を重視する人が普通である世の中になるでしょうか。

だから、今の「普通」の、「これが普通だ」攻撃には負けないようにしよう! 
特に、仕事のできる女性達、「普通」に毒されないように気をつけて。「普通」よりもあなた自身の方が正しいかもしれません。

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