金曜日, 1月 09, 2009

初特許庁長官殿:かっこいい

今日は、特許の研修のヨタ話です。

上司は、特許調査の件数を上げるだけでなく、研修にも行けと言います。研修、嫌いではないのだけど。研修に行った分件数を減らしてくれればいいのにな。

とにかく、年末に、特許関係のシンポジウムがあったんです。そこで、初めて特許庁長官という方を拝見しました。ちょっとワクワクしつつも、きっとおじいさん、せいぜいおじさんだろうな、と思ってました。

が、意外とかっこよかったんです。お若い感じで。

会社で検索してみたら、年齢的には60近い感じ(適当かつうろ覚え)で、色々なお役所のお仕事を歴任されている方のようで、決して『若い』というわけではなかったようでしたが、印象はお若いです。

で、お話も、実務家らしく、実直に特許庁の仕事内容の改善を進めて下さっている様子で、大変好感を持ちました。素敵です。グ~です。好みです。(失礼かも。すみません。)

で、次に基調講演をして下さった方が、内閣府の『知的財産戦略本部』の一員で、『知的財産推進計画2008』のとりまとめをされた方でした。こちらは大学の先生で年配の男性でしたが、内容が大変勉強になりました。要するに、一社で、とか、一国で開発をしていても間に合わず、会社も分野も国も越えて開発する、「オープンイノベーション(このウィキペディアの内容より広いお話でした)」の時代になった、という内容でした。こちらは、お若いという印象ではないのだけれど、別の味わいで素敵でした。おじさんだけど、知的で重厚で、かっこよかったです。

このシンポジウムで一番かっこよかったのはこのお二人でした。他にもパネラーの方や研究発表をされた方にも、中くらいにかっこよかった方はありました。

だけど、最悪だったのが、パネルディスカッションのモデレータ(司会)をされた、某大学の先生です。思考が予め、20世紀の枠で凝り固まっている感じの、おじいさん。基調講演がせっかく面白かったのに、全く内容を受けた司会になっていませんでした。イノベーション(革新)が話題になっているのに。大学の先生なのに。ディスカッション内容はちっとも深まりませんでした。

ああいうおじいさんは、世の中が急に変わると困ると思っているのかなぁ。

困る人たちも多いと思うけれど、知的財産をどう推進するかのシンポジウムなんだから。回していく事を考えることができなければ、この国の未来は危ういのでは。嵐の「Dive into the future」が浮かんできました。言葉の上でだけでも未来を考えることができる方に司会をして欲しかった。

アンケートがあったので、基調講演を受けた司会になっていなくて残念だったことを書いておきました。

もう、長官様には二度とお目にかかれないかもしれません。いい経験ができました。

0 件のコメント:

サイト内検索は右側のボタンをチェックして検索ボタンを押して下さい