火曜日, 1月 06, 2009

わがままじいさんの介護プラン

皆様、ご両親はお元気ですか?

このブログは最近は、癌関連と嵐関連の2種類の興味をお持ちの方々に来て頂いてる変なブログでして、来て下さるキーワードは嵐関連のものと癌関連のものと、半々くらいです。「嵐 上海 癌」なんて組み合わせもあったり。

嵐に興味がおありの方は、まだご両親もお元気な方が多い(若い)のかな。

そういう方も、いつかは参考になるかもしれないということで、ご容赦下さい。そうでない方にも、参考にもならないかもしれませんが。年をとると自分達も親も、健康と言えない状態になってくることが多くなると思います。私は全然親孝行でなくて、標準的な人間ではないのですが、こんな一例もあるということで。

父は「公務員」であることを笠に着て私の先生やら友人やらを貶し倒す人で、私は大嫌いでした。その父も80になり、足腰も立たず、まだらボケになってきたんです。けれど相変わらず気位は高く、介護保険のお世話になることを嫌がるのです。母が世話をしていますが、大変なくせに、仕方ない、とか言って、らちがあきませんでした。

今はネットで検索すれば、遠方でも、地域の介護の状況もかなりの事が分かります。調べてみたら、新しく、実家の近くに「地域包括支援センター」とかいうところが出来ていました。今回の帰省でとにかく、できるだけのことはするべえ、と思って、戻る前のただ一日だけの週日の5日、月曜日、母を連れて行ってきました。

やっぱり、母に任せず一緒に行ってみて良かったです。介護保険の制度について母もある程度の予備知識はあったものの、誤解している部分もある上に、説明されても、受け答えが繰り言のようになって要領を得ません。話が逸れるのを修正しながら、色々と伺ってきました。

介護保険を利用するにはまず介護の認定を受けねばなりません。父は前回、『要介護1』の認定を受けてはいるのですが、殆ど何のサービスも利用していません。要介護1というのはそれなりに重い介護度だそうで、一番軽いのが『要支援1』、次が『要支援2』で、3番目が『要介護1』だそうです。

でも、認定の方が見えた時だけ急にしっかりとなったフリをするらしく、実態はもっと重い介護度かもしれません。

「地域包括支援センター」でプランを作れるのは『要支援1、2』までの方だそうで、『要介護1』以上は『ケアマネージャー』さんに『ケアプラン』を作ってもらわなければなりません。

父は殆ど外出ができず、家にこもったようになっているので、『デイケア』に週に1度でも行くようになって欲しいと思っています。が、本人はガンとして、拒んでいます。「民間」をばかにして生きてきたので、今さら人と交わることができないのです。

それについても相談したところ、そういう方は多い、とのことでした。(そうなんですかね。)数年前までは行っていた碁を打つ仲間が居れば行く気になるのではないか、ということで、碁を打つおじいさんがいらっしゃるデイケアを教えて頂きました。

私も6日には戻らねばならないので、5日に出来るだけの事はするため、さっそく、紹介された中の良さそうと思うデイケアに母を連れて行きました。「地域包括支援センター」から連絡を入れて頂き、そのデイケアでケアマネージャーさんともお話をすることができました。

来るのを最初は嫌がる方は多いけれど、一回来てみると、毎日のように来る方が多い、とのことでした。お風呂にも入れてもらえるし、昼寝つきだし、好きに過ごせるし、家にこもっているより余程良さそうです。行き帰りも送迎つきです。そこのデイケアに限らず他も選べるのですが、父がどう思うかを素通りして、母はすっかりそこに行かせる気になってしまいました。

但し、父がデイケアに行ってみてくれるかどうかは分かりませんし、入浴などの訪問介護や、歩けないのにトイレや風呂場に手すりをつけることなどまでも拒否しています。

どれから実現するか分かりませんが、相談先は分かったので、後は母に頑張ってみて欲しいです。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

えーっと、もしかして謹賀新年?今年もヨロシクね!

さて、今回の話題、なんだか最近我が家でよく聞いた単語があちこちに。
大学3年の長女は医療ソーシャルワーカーを目指していて、昨秋から年末まであちこちに実習に行ってました。
積極的な人、そうでない人、いろいろな人がいる、と言ってた。

私の両親も揃って元気なのですが、興味あります、こういう話。

オルゴールぴょん さんのコメント...

奈津子さん、今年もよろしく!

長女さん、医療ソーシャルワーカー志望なんですね。
医療と介護は違う部分もあるかと思いますが、うちが相談したケアマネージャーさんは女性の方で、頼りになる感じでしたよ。大事な仕事だし、尊敬できる職種だと思いました。
介護の制度についてだけでなく、老人てそれぞれに色々抱えている人も多いから、人間を分かっている必要があるっていう感じ。気難しいおじいさんの対応にも慣れておられるようだったので、相談できてよかったです。

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