土曜日, 3月 01, 2008

大野智「Freestyle」手に入りました(嵐)

本屋さんで注文したのは2月10日。28日に入荷の電話を頂き、昨日、手にしました。嵐の大野くんの作品集「Freestyle」。 増刷され、定価で買える状態になっていたのですが、楽天ブックスは売り切れとなっていました。


     


これはアマゾンのリンクですが、今日は中古のみ。ご近所の本屋さんの方が定価で買えるかもしれません。 大野智作品集「フリースタイル」角川グループパブリッシング、です。

手にして、私なりの感想を。  あくまで私なり、ですので、これから手にされる方、素人の独善的な感想を読みたくないという方、パスしちゃって下さい。  










とにかく、やっぱりおおちゃんは凄い。その作品集を手に出来て、嬉しいです。   けど、私が見たかった作品が入ってない!   やっぱり、個展に行かなきゃだめだった、今後行われる作品展に行かなきゃだめだ、と思います。 考えてみれば当然だね。本の中に全部入るはずはないわけでした。


でも、と同時に、ひょっとして個展に行っても見られなかったかもしれない、とも思いました。

私が、大野智の作品には特別な値打ちがある、と確信したのは、『Oの嵐』で作られた『OG(大野グラフィクス)』の、フラミンゴだか、ダチョウだかが、バットを構えて野球をやっていた、あの絵です。それから、ジャニーズウェブの『智のひととき』の変な絵を見て、今回の「Freestyle」というタイトルがあったわけで。帯には

”「なんでもあり。それが最高!」テーマは"自由"。何にも縛られない、飛翔する心。”

とあります。けど、本のフィギュアたちは、人間の顔していて、変ではあるようだけど、むしろそんなに変じゃありません。もっと、変なのが沢山入ってるかと、期待してたんです。

テレビやウェブでは変なのを描いてるけど実はまともですよ、みたいな感じにしたのかなぁ。本にするからって、少し遠慮したということでしょうか。

あの、変な作品達こそ、メジャーになれる、と私は思ったのだけど。OGはテレビ番組の中で生まれているから、権利が大野くんではなくてテレビ局のものになっているのかしら。私たちが書いた特許が会社のものになるように。今後の作品展でもあの野球フラミンゴ?は見られないのかも。


先日書いた『東京芸大メディア映像製作展OS1』に通じるものはやっぱりあると思います。

大野くんのフィギュア達は、まともだけど独特の質感のある表情をしていて、オーバーな表情だけれど印象は柔らかい、というか、オーバーなのに決して強烈じゃない。作品集では大野くんがフィギュア達を連れて出かけて写真を撮っています。フィギュア達が色々な場所に出没して、その場所場所で違った表情を見せます。というか、その場所その場所での独特の、私の言葉では規定されない存在感があって、新しい生き物みたいです。

その姿を写真で切り取っているところとか、時間が止まっているはずのフィギュア達を新しいその時の時間の中に埋め込んでいるところが、メディア映像的ではないかしら。

一個一個のフィギュアは、強烈なような表情をしているけど、そうでもない、悩みを話したら馬鹿にせずに聞いてくれそうなような感じです。甘くはないけど優しい、或いは悲しさを知っていて面白い表情をしようとしているような感じ。飽きずに100個作ることができたのはこの表情だったからかも。

テレビでも紹介していた、今回の個展用に書いたというタツノオトシゴ型の細密画も載っていました。大野くんは日記だと言っていましたが、順番や内容の整合性にとらわれずにつぎはぎしているところが、メディア映像OS1に通じていると思います。

でね、この細密画の一部分だけ、拡大して見せてくれているページがあります。

それが、フラストレーションなの。    全部が、拡大して見たい!  それは、作品展に行ければ見れるかもしれないんですがね。

表紙に載っている変なフィギュア。大野くんの自分の顔を型どりして作ったものですが。あれが、今回の本の中では一番変な作品かな。あと、変な椅子があります。この辺は、思いっきりやってますね。

作品集には文章も沢山載っているのですが、それはまだ全部読んでいません。彼の10年間と、嵐の中での様々な関わりが凝集されているのだと思います。それについてはまた思うところもありますが、書くのはやめときます。とにかく、よく頑張ってます、おおちゃん。

0 件のコメント:

サイト内検索は右側のボタンをチェックして検索ボタンを押して下さい