土曜日, 3月 15, 2008

横浜市の小児科事情

奈津子さんのブログで、「県立柏原病院の小児科を守る会」(兵庫県)というのを応援していると紹介して下さってました。小児科医の過重な労働条件を改善するために、「夜間にコンビニ感覚で受診するのをやめよう」と母親達が呼びかけ、効果を上げているとのこと。

紹介して頂いて、私も感動しました。母親達の心がけでそんなにも状況が変わるなんて、それを呼びかけて実際に変化が起きているなんて、画期的です。

で、横浜市はどうなんだろう、とちょいと調べてみたら、記事がありました。

横浜の場合も小児科医の過重な労働が問題となり、小児救急対策として、小児科医を拠点病院に集めているとのこと。「医師集約・質を向上2005年12月23日 読売新聞」

よそでどうなのかは分からないけれど、横浜市ではお医者さんにかかると、夜間にかかれる病院、休日にかかれる病院の一覧表の紙をもらいます。病院が並んでいて、内科、小児科、と書いてあります。耳鼻科とかは載っていないのだけれど、「その日にかかることのできる病院を紹介してくれる電話番号」があって、そこに電話すると紹介してもらえます。この紙、以前別の市に住んでた時にはもらわなかった気がしますが。

うちの近所には小児科も複数あり、夜間や休日には上記の紙に載っている病院に電車に乗って連れて行ったこともあります(インフルエンザと急性中耳炎だった)。日曜日とかに高熱が出て近所の病院が開いていなかったら、救急車を呼んでしまうかもしれないから、夜間・休日の病院があるのは患者も助かり、有意義だと思います。

それ以上の救急の病気は経験していないので、上の新聞記事の拠点病院のことは分からないのだけれど、拠点病院は横浜市大の教授の「人は大学から出します」という一言で実現したんですって。

横浜市大病院は私が口腔癌の告知を受けた病院です。近所のお医者さんから紹介されて行きました。とても信頼できる良い病院だと自分の経験で思っていますが、横浜の小児科医療も支えているようです。

市立の大学の医学部があるという、大都市ならではの利点があって、拠点病院が実現したようです。恵まれている方なのでしょう。

だけど、状況を改善する本質的なパワーの強さでは、「県立柏原病院の小児科を守る会」の方が上ですね。患者(の親)が賢くなって無駄な診療を減らすことができた方が、行ける大病院が沢山ある状態よりも、患者側にとってもハッピーなんじゃないかと思います。

癌患者も、医療に負担をかけ過ぎずに病気に対処したいものです。

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ゴルぴょんさんも感動したんだ。嬉しいわ。
これまでは関西ローカルが多かったけど、13日には日テレ系のzeroで取り上げられてたからもっと早くお知らせしたら視聴できたのね。

私たちがん患者も、医療に負担をかけないように、という最後の言葉、謙虚で、好きです。私は主治医にばかり負担をかけないようにしよう、とは思ってます。外来の看護師さん、がん専門看護師さん、薬剤師などなどにも相談できるような関係をあらかじめ築いておく、とかね。

匿名 さんのコメント...

産科の次にお世話になるのは小児科ですよね。こっちも地域によってさまざまな問題があるというのは聞いていましたが、こんな活動をされている人たちもいるとは!
驚きです。
自分も自分の地域のことや、病気の時どうしたらいいの?ということもっと勉強しなくちゃ!ですね。

オルゴールぴょん さんのコメント...

奈津子さん貴重な情報をありがとう。
医療事情が豊かであると、返って住民や患者側の自覚が遅れちゃうというような事はあるかもね。兵庫県は困難な状況で返って住民の運動は最先端を走っているね。

間宮さん、コメントありがとうございます。赤ちゃんも半年過ぎると病気は普通にいっぱいします。夜でも日曜でもなる時はなりますよ。どの子も通る道だから、頑張って。頼りになる小児科の先生がみつかるとよいですね。

サイト内検索は右側のボタンをチェックして検索ボタンを押して下さい