水曜日, 11月 07, 2007

報告書と、特許拒絶査定対応(女性エンジニア生活)

今日は昨日のシンポジウムの報告書を書いて、以前出した特許の拒絶査定の対応についての特許部へ出す説明を書きました。

この特許は確か、台湾と韓国では登録になり、米国はひょっとしたらまだ審査中。今回来たのは日本の特許庁からの拒絶査定です。私が書いた中では大きな方の特許です。

初めて台湾で登録になり、でっかい金ぴかの登録証書みたいなのをもらってびっくりした覚えがあります。あんなの、日本特許ではもらえません。

でも、昨日のシンポジウムでは、特に中国の知的財産問題に無頓着な模倣技術についての脅威感が語られました。つまり、特許を無視して安く生産されるということ。そして、外国出願でどの国に登録すべきかについては、途上国で登録しても、公正な法的保護はなかなか得られない、韓国でさえ、公正でない結果になった例がある、とのことでした。他方、これらの国の少なくとも建前的にトップに近い立場の人は、必死に急速に公正な法整備を進めている、とも言われました。

せっかく通ったから、活用されて、ちゃんと保護されて欲しいものです。でも、製品技術がこの特許の方向へ本当に行くかどうかは分かりませんが。

今度の特許の場合、「これが簡単に通っていいの??」と思ってしまう基本特許なのに、台湾・韓国は早く通してくれたなぁ、との印象。米国・日本はそれよりハードルが高いです。でも、通すつもりだけどね。

私が休職していた間この特許を見ていてくれた、共同出願者でもあるかつての上司と対応を相談しました。特許庁が類似特許を示して、特許性を否定してきています。それをまたこちらから否定して、新規性を主張します。

ストーリーを特許部へ説明して、実際の特許庁とのやりとりは特許部とその先の特許事務所の方にやってもらいます。

だいたいの粗筋を書いて送りました。

これだけで今日の仕事は終わり。少ないなぁ。昔だったら雑用だけと見なされるボリューム。でも、もうこれでいいです。

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