火曜日, 3月 31, 2009

スプリングコンサートで嵐/口腔癌の生検

昨日はたまこ(中二娘)の中学校の吹奏楽部の定期演奏会に行きました。三年生は最後の演奏会で、後輩から先輩へのメッセージの披露などもあり、涙している子もいました。

ジャズ系の曲が多く、ソロもふんだんに入って、知ってる子達が上手で、嬉しかったです。その最後の曲が『嵐メドレー』で、中身は『ワンラブ』と『風の向こうに』でした。「嵐は元気が出る曲が多くて好きです。」という生徒によるナレーションも入りました。嵐、中学生にも人気あります。

明日から4月、子供達も1つずつ学年が上がり、お引越しのお友達もあるようです。春は別れの季節ですね。

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さて、最近コメントをよく下さっているなおとさんへお返事をしようと思うのですが、コメント返しが長くなっちゃうので、本文の方に上げます。口腔癌の話です。興味の無い方、ここでパスしちゃって下さい。

なおとさんは私と同じ上顎歯肉癌で、私と同じくステージ4でリンパ節転移あり、で、治療法を検討されているのですが、セカンドオピニオンを希望したところ、今行っている病院での生検が中止になったとのこと。

自分の時の事を思い出しているのですが、私も生検を受けました。私が生検を受けた時の主治医(口腔外科)は、生検で傷をつけると癌が刺激されて、早く大きくなることがある、と言っていました。それでも調べなければ治療方針が立たないのでやったわけです。

その結果が、扁平上皮癌高分化型、という、いわゆる癌の告知でした。ガ~ン、、、、の日でした。

なおとさんも扁平上皮癌、とのことです。けれど、また生検を受ける予定だったということは、癌であることは確認したけれど、分化度とか、詳しくはまだ調べていないということでしょうか。大きく傷をつける検査はまだしていないのなら、私の時よりも癌が大きくなるスピードは速くないかもしれませんね。

私も自分が聞いた範囲でしか知りませんが、分化度は癌細胞の細胞としての壊れ具合みたいなものです。全ての細胞は1個の卵細胞から分かれて分かれて様々な異なる細胞に分化しているわけです。扁平上皮癌は扁平上皮という細胞から癌化して、正常でない細胞になっています。それでもまだ扁平上皮らしい分化度にあったらば高分化型、らしさが低い何の細胞やらという分化度にあったら低分化型。

壊れ具合にもいろいろあるようで、私の時には高分化型だけれども浸潤性が見られるので骨への浸潤に注意するように、との意見がついていました。生検の報告書を「大事な結果だからあげましょう」と言って、コピーして下さったんです。皮膚の細胞がちゃんと自分が何なのか分かっていたら、骨の中には入って行かないんですが、自分が何なのやら分かっていないから入って行っちゃうのです。専門家の方が見るとそういう「顔つき」が分かるらしいです。実際、その前に歯医者さんで撮ったレントゲン写真では上顎の骨が無くなってました。

癌細胞は自分が何であるか分からなくなっている細胞ですから、変な所へフラフラと入って行ったりするし、放射線や抗癌剤にも正常細胞よりも弱く、それを利用して治療ができます。自己免疫が弱い癌細胞を抑えられない弱った状態にあると、弱いはずの癌細胞の方が育ってしまいます。本来は、正常細胞や自己免疫の方が狂った癌細胞よりも強いんです。

放射線や抗癌剤の効き方は、癌細胞の種類で異なるようです。また、癌細胞が移動してよそで増えるのが転移ですから、転移先でも原発(もとの癌発病の場所)と同じ癌細胞です。転移でできた肺癌の癌細胞は肺の細胞からできたものではないわけです。

だから治療方針を決めるために生検の結果は重要、らしいです。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

とても参考になりました。上顎歯肉癌の人には巡りえて、こうしてコメントまでいただけるとは。生検ってはっぱりそうなんですね。入院期間やその後の通院、これは癌治療もあるだろうし、歯の再建の部分もあるとはおもうのですがどれぐらいの期間でしたか?
手術は三田で行ったとしても、歯の再建は大阪でしたいと思っているのですが・・・・

オルゴールぴょん さんのコメント...

なおとさん、こんばんは。「癌」とブログ名に上げていても、最近は嵐語りばかりだったのですが、久しぶりに癌ブログらしくなってます。たまには本題にかえらねば、ってところです。また本文の方に書きますね。

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