木曜日, 12月 13, 2007

昨日も今日も特許対応(女性エンジニア日記)

許可になった自分の特許の継続出願の他に、拒絶査定が来た別の自分の特許の再審査申請対応も来ています。昨日も、今日も、特許調査ではなくこれらの特許対応をやってました。特許部に移ってきたお陰で私の特許を担当してくれていた人と同じ部屋になり、身近に相談しながら対応ができました。

この部屋の人たちや特許事務所の人たちが後の面倒を見てくれるので、エンジニアは出願の細かい事を考えなくて済んでいたわけです。つくづく、アイデア製造マシンにされてたんだなぁ、と思いました。されてた、って、被害的に言いたいというわけではないけど。やっぱり、この部屋の方が、もとの職場よりはのんびりとしています。

以前出した特許についての対応は前の職場では、雑用扱いだった仕事です。普段の業務をやり、その周辺から出る新しい特許提案もやり、その上で自分の以前出した特許の面倒を見るのは当たり前の雑用でした。特許部の人や特許事務所の人がよくやってくれるのですが、やはり対応の方針はエンジニアが出さねばならず、審査請求の内容の最終チェックもエンジニアがやらねばなりません。それが半期に1件ずつ、まぁ、不出になる(提案したけれど出願はしない)ものもあるけど、増えていくわけで。

今日はじっくり自分でも意見書を書き、じっくり特許部の人と相談しました。ぎりぎりの新規性判断を審査官とやり合うわけだから、そんな雑用でやれることではないのです。以前は業務時間中にはやる時間がなく、持ち帰り、通勤途中やお風呂や布団の中で考えてたわけで。普段の業務もみんな忙しいから、みんな夜の10時頃まで居ても普通だったし、土曜日の出勤は平気だったし、日曜日に出ることもありました。あの職場よりは、のんびり気味のこちらの職場の方が正常です。

だけど今日も、『これは厳しい、ダメかなぁ。』と思ったものが、見方を変えることで、『いや、行ける!』と気づき、その線で考えたり調べたりして、だんだんと形にする、というジェットコースターのような仕事になりました。この醍醐味がもう味わえなくなってしまうのは、ちょっと寂しいです。基本的にそれは好きだったから、やって来たのです。

今やっている2件とも、通れば大きな特許になります。その種はエンジニアが出すけれど、通す所は特許部の(権利化担当の)仕事です。頼りになる、女性の担当の方です。その先に特許事務所の方も居ます。きっと、通してくれると思います。

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