水曜日, 5月 30, 2007

国連・持続可能な開発のための教育(ESD)の10年

文部科学省と国立教育政策研究所が平成17年度に共催した、「国際シンポジウム 持続可能な開発と21世紀の教育」の基調講演をラズロー博士がされたことを昨日書きました。
このシンポジウムを下敷きとして本がまとめられているそうです。






ラズロー博士の基調講演の全文も収録されているとのこと。

そして、このシンポジウムに伴って、ユネスコに

「持続可能な開発のための教育」

を日本から提案し、採択されたとのこと。2005年からの10年間は、ユネスコが世界に主導する

「国連・持続可能な開発のための教育(ESD)の10年」

であるそうです。今は、その真っ最中だわけです。

持続可能な開発のための教育、って、聞いたことが、あるような、ないような。私が不勉強って言うか、ぼんやりだったようで。今言われている教育改革も、こういうことを下敷きにしているんでしょうか??

でも、そのベースになっているラズロー博士の主張は、ベースになっているんでしょうか。国会答弁とかで、ラズロー博士のお名前、出たことがありますか? 

新聞では? 雑誌とかでは? テレビでは?   是非、大元のラズロー博士の主張について、紹介していってほしいです。
教育についての施策にかかわる国会議員の方々は、必ずラズロー博士の著書の一冊くらいは、読まねばならないと思いますが。読んでいらっしゃるでしょうか。

上記の本のアマゾン上の紹介文にもありましたが、ラズロー博士の科学に裏打ちされた真意に比べて、癒しとか人間とか、開発を止めて自然に帰るとか、甘い方に流れているというか、甘い半面ばかりが前面に出ているような印象があるのですが。

現代の歴史的な位置を認識するには、文科系の学部であっても、大学を出たならば量子力学の基礎の大筋くらいはたどっておかねばならないと、個人的に思っています。今まで人に言ったことはないのですが、私はそう思います。そうしなければ多くの大切な事が理解できません。

基礎の大筋だけ理解するための、新しい教育課程や教科書も、もう検討しなければいけない時期だと思います。古典力学が量子力学になってもうすぐ100年。アインシュタインでさえその『意味』を把握するのを拒んだ量子力学だけれど、ラズロー博士は日常との分かちがたい関連を丁寧に説明して下さっています。人間は量子力学の世界の中に住んでいる、と教えてくれています。だから、地球規模での人間の行く末を考えて子供達の教育も考えねばならない、と教えてくれています。おっと、まだ私は上の本や博士の基調講演は読んでいないのですが。

尤も、量子力学なんて学ばなかったという方も大丈夫、ラズロー博士の著書を読めば結論は学べますけど。でもこれからの教育には入れていってほしいものです。

ラズロー博士は、癒しや自然への回帰だけを言われているわけでは全然ないでしょう。むしろ、科学の最先端をさらに進めた先を見ておられるのです。日本の教育がそこを理解せずに進んだら、日本は大変なことになります。理解している他国は、理解した上での地球の歴史を進めていくでしょう。

是非、どなたか日本の主要人物の方に、ブタペストクラブに入って頂きたいものです。

安部総理大臣は現職だと、無理でしょうか。世界の賢人として、ダライラマ14世やゴルバチョフやアーサー・クラークなどと名前を並べなければなりません。

でも、元の総理大臣のどなたかなら、入ってもよいのでは。そして世界の賢人から学んで安部総理大臣を補佐してほしいものです。何といっても、日本は上記のESDの、提案までした国なのですから。元は学者をされていた国会議員の方など。伏見康治先生はもう100歳近く、無理でしょうか。学問の裏打ちのある方の補佐が、総理大臣にも教育関係の方々にも、不可欠だと思います。

2 件のコメント:

和の経済研究所 さんのコメント...

「午後のひととき」にご訪問いただき有り難うございます。持続的な社会を目指して、代替技術から統合技術への発展をテーマにしております。

オルゴールぴょん さんのコメント...

書き込みありがとうございます。ラズロー博士の言葉のご紹介記事をリンクさせて頂きました。
私はにわか勉強しているだけ。代替技術、統合技術は、まだ意味が分からないのですが、系統的な検討をされているのですね。ベルツさんのお話も大変重要だと思いました。またご訪問して勉強させていただきます。

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