水曜日, 5月 16, 2007

ピクノジェノール再開

統合医療ビレッジで、免疫検査の結果処方されているお薬とサプリメントは、全部で3種類です。セレブレックス、イミュトール、ピクノジェノール。他にもあったけれど、予算を含めて先生と相談してこの3つにしてもらいました。

さらに少ない予算に、というわけで、先に書いたようにセレブレックスはネットで個人輸入、イミュトールもネット購入しています。

で、ピクノジェノールは、実はこのところ飲んでいなかったのです。ピクノジェノールは、ビタミンCの350倍の抗酸化力をもつという、フランスの松ノ木の皮から作るサプリ。最近は、美容にいいとのことで化粧水などにもよく含まれています。

私は、癌の放射線・抗がん剤治療と手術を受けましたが、その後下あごの骨が折れました。放射線の後遺症による骨髄炎と言われました。でも、実際折れてはいるものの、炎症はなく、痛くもありません。多分、セレブレックスが効いているのだと思います。セレブレックスは炎症を抑えるのです。でも、先生からはピクノジェノールも処方されています。放射線障害は抗酸化力によって抑えられるらしいのです。

だけど、頭頸部癌患者が放射線治療を受けた時に、抗酸化剤を飲んでいると、生存率が下がるというデータが出ました。どうやら、放射線によってがん細胞をやっつける効果が、抗酸化剤によって抑えられてしまうらしいのです。

但し、そのデータは、放射線治療を受けている最中から数年間、抗酸化剤を飲んでいる人たちについてのものです。(解説記事もあります。葉っぱさんのところから引っ張ってきました。)放射線は患部で強い酸化力を発揮して細胞を傷つけ、癌を殺すので、その力が抗酸化剤で弱められてしまうというのは分かります。でも、放射線治療を受けてある程度の時間がたった後に、抗酸化剤を飲んだ場合にも、生存率が下がるのかどうかは、データがないようです。

この論文について、統合医療ビレッジのS先生に聞いてみました。先生のご意見は、放射線治療が終わった後にまで生き残っているがん細胞を、放射線治療の後にまで残る(酸化)効果で殺そうというのは期待できない。それよりも、自分の免疫力を上げて殺すほうがよい。むしろ、正常細胞にまで及ぼされた放射線によるダメージを回復して、放射線由来の新しい癌ができることを防止することが大切である。だからピクノジェノールを飲んだ方がよい。

至極納得しました。放射線治療をかいくぐって生き延びたがん細胞を、その放射線治療の余韻でやっつけることはできないだろうというのは、尤もなことです。それよりは、正常細胞を救った方がいい。

とは言うものの、一旦ケチがついてなんとなく飲めなくなってしまったピクノジェノールを、なんとなく再開することもできなくなっていました。今のところ骨髄炎もひどくならないようだし、癌の方も、再発・転移はしそうな気配はないし。値段的にも、節約精神が働いてしまって。

しかし、先日の術後2年半検診では、主治医から、そろそろ再発・転移よりは、別の癌の方も心配した方がよい、と言われました。別の、というのは、放射線治療による2次癌も含むのだと思います。私は放射線・抗がん剤ともにやっていますから、癌が老化によって発生するとしたら、私の場合、普通の人よりも多めに老化が進んでいるはずです。普通より老化防止(アンチエイジング)をしなくちゃ。その方が私の生存率は上がりそう。ピクノジェノールはアンチエイジングでももてはやされています。

さらに、ピクノジェノールのサプリは色々あって、先生から処方されたものよりも安くて、より多くのピクノジェノールが含まれているものが沢山あるのです。米国製のサプリで値段は半分以下で、含まれる量は3倍近いものがありました。これなら、朝夕2カプセルずつ飲んでいたのを1日1~2カプセルにすることもできます。ずっと安くなるし、カプセルを何個も飲むのもしんどかったので、これも好都合です。

サプリの個人輸入業者に、発注を出しました。健康と美容のために。お薬ではないので、先日のセレブレックスとはまた別の、米国をベースに営業している日系の会社です。ここは大きなところのようで、事故などの心配はなさそうです。

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