月曜日, 10月 19, 2009

リーダーのリーダー論(嵐)

記事が間に合っていないのですが、先週の金曜日、10月16日は、嵐の大野智くんが15年前にジャニーズ事務所に入った日だそうです。

朝のラジオ番組『大野智の嵐ディスカバリー』で、「今日は、僕がジャニーズ事務所に入った日なんですよ~」と、しみじみと言っていました。大野くん本人にとって、大事な日のようでした。

この日のクイズのお題は、「リーダー」。金曜日は視聴者からの質問に答える日で、何かのリーダーに選ばれてしまった視聴者さんから、どうすればいいでしょう、と質問されていました。

大野くんは、アイドルグループ嵐の、リーダーなんです。リーダーから、リーダーについての考えを聞ける貴重な時間となりました。

むふふ、って。

もうね、特に、何にもしない方がいいですよ、みんなで、やりながら、作っていく方がいいです、って。

リーダー、ちゃんと考えているんですね。無意識にやってるわけじゃないんだ。

いえ、無意識なのかもしれませんが。

大野くんは最高のリーダーなんですが、本人は自覚していないみたいなんです。

大野くんがリーダーだから、あの、主張の強い松潤も、あの、知性派の櫻井くんも、あの、複雑なニノも、あの、やたら一生懸命な相葉くんも、一つにまとめて行くことができています。べつに、まとめてはいないのかもしれませんが、がっちり、まとまっています。

本人の自覚は、みんなでやりながら作っていくのがいい、ということらしいです。

私から付け加えたい、大野リーダーの卓越したところと思える点がもう一つ、あります。

大野くんは、基準が自分の中にあるように見えます。誰かに言われてどうする、とか、どうしよう、とか、誰かと比べて、どうしよう、とかが、すごく、少なそうです。大野くん本人が、自分の基準に向かって行く事にしか興味がないらしくて、しかも、その基準がすごく、高い。大野くんが周りの人に何も言わなくても、周りは大野くんを見ながら、自然とその高い基準の方にひっぱられて行くのだと思います。

それも、リーダーの大事な資質だと思うんですよね。

今年の国立コンの初日、残念ながら大野くんのソロ『曇りのち快晴』は私の席から良く見えなかったのだけど、櫻井くんのソロ『とまどいながら』と、松潤ソロ『Wish』は、途中のダンスが絶品でした。今まで見たどれよりも良かったと思います(って、じかにはそんなに見てないですが)。大野くんの影響だと思いました。

国立コンの初日、まさか、と思うことが起きました。最後の挨拶で、まさかの大野くんが、感極まって涙してました。去年の国立では、聖火台の高い所で鳥の真似をしてふざけていて、この人の基準は宇宙にあって、7万人だろうが、何万人だろうが、動じないのだ、と思われたのに。

宇宙に基準がある大野智も、この10年を記念して集まった大観衆の前では、心を動かしてくれたのかもしれません。いえ、いつも、心は私達の方をつぶさに見ていてくれたのだけど、そんなに動かされるという感じではなかったと思います。

リーダーは、10年目、何を考えているんでしょうね。この10年を考えて、コンサートの観衆を間近に見て、大野くんの中で何かが変わったんでしょうか。

この秋、テレビではバラエティー番組に嵐が大放出で、お茶の間に触れる時間が増えました。お仕事は、忙しくなったことと思います。

自分の基準にしか興味がない大野智は、バラエティー番組ではスイッチオフです。眠そうです。それも可愛いから、そのままにしておいてあげて欲しいです。リーダーのスイッチを、無駄に入れないでほしいと思います。

大野くんが、大きな絵を描いている、という話を、最近時々、しています。それを聞くと、私は安心します。

リーダーは、雑音に惑わされず、いつもリーダーに帰っていて欲しいです。

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