水曜日, 4月 14, 2010

障害者雇用

みなさんの職場には障害者の方がいらっしゃるでしょうか?

企業には規模に応じて障害者雇用をする義務があります。私も癌で上顎切除して後遺症はあるのですが、障害者の申請はしていません。発音の障害(構音障害)はプロテーゼ(上顎を含めたでっかい入れ歯)をすれば改善されるということになっていて、申請しても認定されないだろうとのことでした。

私の職場には耳の聞こえない方がいます。この人とコミュニケーションするために手話を習ったという方もあり、手話でよく彼に説明などをしています。私は「こんにちは」と「ありがとう」と「お疲れ様」だけは覚えました。仕事上の他の話は筆談でしています。他の事業場では社内の手話サークルがあるそうです。

いつも会議の時には、誰かが内容を筆記して、彼にも内容が分かるようにします。私が筆記すると良く分かるとのことで、私が居る時にはいつも私が筆記をする役目です。

今日は会議があって、筆記をしました。手が痛くなるけど、皆には聞こえている事が彼にだけ伝わらないのは困るだろうと思うので、なるべく内容の取捨選択をせずにできるだけ全部書きます。長い会議の時には彼の方でも気を使ってくれて、要点だけでいい、と言ってくれることもあります。

毎回筆記をするのは正直大変ですが、私が外出などで居ない時には他の人がやってくれるし、私は後でその筆記メモを見せてもらって、会議の内容を知る事ができるので、結構頼りになります。

会社にはユニバーサルデザインのアドバイザーの制度があります。ユニバーサルデザインというのは、障害がある人も健常者と同じようにユニバーサルに利用ができるように製品の設計をするということです。障害がある人はそのアドバイザーになることができます。聴覚障害や聾唖の方が多いのですが、私も構音障害者として参加させていただいています。

ユニバーサルデザインアドバイザーは、製品開発にアドバイスを求められ、製品の使用テストに参加して改善点を指摘したりします。見え易いようにボタンの形や大きさを工夫するとか。構音障害者としてのアドバイスを求められたことはないんですが。

このアドバイザーのメンバーの情報交換はけっこう活発で、会社には聴覚障害等の方はいっぱい居るということが分かります。聴覚障害の方はパソコン仕事に支障はないからでしょうね。とてもヤル気のある方が多いという印象です。障害があるとかえって奮起してやろうという気持ちになるのかもしれません。

視力障害の社員の方としては、社員が利用できるマッサージの方がいます。うちの職場の近くではないので行ったことがないのですが。

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