金曜日, 6月 01, 2007

大人になる、母親になる、父親になる、、、と、量子力学

数日前に、「文科系の学部であっても、大学を出たならば量子力学の基礎の粗筋は学べるようになっていてほしい」と書きました。そうでなければ色々な大事な事の理解ができなくなる、と書きました。その続きです。

よく、今は大人になれない人が多い、と言いますね。私もそうなのですが、どうやら、それでも母親にはなれるのです。へその緒で子供とつながって10ヶ月、その後でも、授乳の必要から、子供は母親が母親であることは疑いません。その後も、母親は食べ物を始めとする生活面で子供と密着しています。

産めば、殆ど必然的に、女性は母親になれます。いい母親かどうかは別ですが、ある程度いい母親には。

だけど、父親になるのは、もっと難しそうです。で、母親だって本来、大人でなければならないのですが、父親には母親以上に、大人でなければ、なれなそうです。大人の分別、大人の判断力、秩序についての理解などが必要ではないでしょうか。そういう父親像は、今まで、わりと古典的な世界観に基づいていたと思います。

不確実性の時代、とかいう言葉も流行りましたが、実は古典的な世界観が終わりを告げていることは、知られているでしょう。でも、それに代わる世界観をつかみきれている人は少ないのです。

古典的世界観の次に来る世界観は、いまだ常識ではありません。もう、不確定性原理に基づく量子力学は、できて100年近くになろうとしているのに。

ラズロー博士は現代科学の最先端のさらに先までを見通して、世界の秩序についての理解を示そうとされています。博士についての私のイメージは、頼りになるお父さんのようなものです。

現代は不確実な時代、混沌の時代、のように見えたとしても、実は秩序のある世界なのだ、と、示して、その秩序を担っていく責任が一人ひとりの人間にはある、と教えてくれています。お父さんぽいと思います。

世の中を良くしていく姿勢を子供達に示さねばならないお父さん達のためには、量子力学は学んだことがある、という状況が良いと思うのですが。
まだまだでしょうか。ITや英語について学ぶことは急がれていますが。あと100年くらいかかるでしょうか。

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