土曜日, 6月 23, 2007

百万人のキャンドルナイト

『百万人のキャンドルナイト』というイベントに初めて行きました。

夏至の日の夜、ろうそくをつけ、電気を消して、それぞれに大切な人と語り合ったり、大切なことを考えたり、しましょう、というものらしい。きちんとした趣旨は知らないのですが、息子(ゴル吉)と夫と三人で行きました。なにやら、夫の『パパさんの会』のつてで、一週間くらい前に、キャンドルを作る竹を切ったりの実労働を提供したらしいのです。夫も趣旨はよく分かってないようで。

でも、電気を消して、というところがポイントのようで、温暖化対策とか、自分達にできることからしましょうとか、そういう呼びかけのようです。

昼間に会場に行って、ろうそくを作りました。200円で参加。食品の廃油を用い、普通は卵の殻で作るのですが、ゴル吉は自分も竹を切るのに頑張った経緯で、竹のろうそくを作りたい、と希望しました。主催者の方も、ゴル吉や夫が竹切りに精を出していたのを知っているので、特別に竹で作らせてもらえました。

夕方7時半、そのろうそくを持って、もう一度会場へ。参加費は500円で、ろうそくを作る時に200円を払った人は追加の300円を払います。既に多くの人が集まっていて、沢山のろうそくがともっています。一般参加者の卵のろうそくと、主催者側で準備した竹やガラス容器やきれいなプラスチック容器などのろうそく。

それが暗い中にともってきれいでした、と書きたいところなのだけれど、実際は、他の明かりがいっぱい。すぐ横のレストランの大きな看板や大きなガラスまどから丸見えの客席の明かり。すぐ横のデパートの大きな看板。ちょっと向こうのスーパーの明かり、ちょっと向こうの進学塾の大きな看板を照らす明かり。

でも、アナウンスがあり、8時になれば、すぐ横のレストランと、すぐ横のデパートの明かりは消えるとのことでした。会場には素敵なギターの生演奏が流れ、お客さん達は思い思いにくつろいでいます。天気は良かったので、金星がばっちり見え、木星も見えました。もう一つ、明るい星が見えていたけれど、それ以上には星は見えません。半月の月も見えました。

8時になり、デパートの看板の明かりと、レストランの看板の明かりが消えました。これらの企業も、キャンドルナイトの趣旨に賛同して、明かりを消してくれたのだなぁ、偉いな、と思いました。レストランの客席の明かりがそのままだったのは、しょうがないでしょう。

でも、10分、20分、たったら、だんだんレストランの看板の明かりは、復活してきました。30分後には、多分普通と同じくらいに明るくなっていました。営業中なのだものねぇ。デパートの方はもう営業していないので、消えていても損害は生じないのでしょう。そんな中でフルートの生演奏、星のお話・ピアノ伴奏つき、和風の笛の演奏、などがありました。

温暖化対策は難しいものですね。

でも、500円という参加費が必要であるにもかかわらず、一般の参加者がかなり多かったのにむしろ驚きました。同じ場所で例年催されるビアガーデンは、ガラすきなのです。今日はビールも出ず、ヤクルトのような飲料だけでした。

温暖化対策を訴える号外の新聞が配られていました。一人が、できることをすれば、それが広がって行く。ラズロー博士が仰っていることに通じます。そういう動きが広がっているようです。

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