木曜日, 6月 28, 2007

玄米食はガンにいいの?悪いの?

ガンになりたくない、なったら、再発したくない、死にたくない、、、、、と切実に思い、そのためにはどうすればいいのだろう、と、考えます。食べ物は大事。食べたものによって、体はできているのだから。

そう思ったときに、ずっといつもひっかかっているのは、玄米食のこと。

だって、ガンが良くなった、という体験談には、大抵、玄米菜食をしました、と、出てくるのです。

川竹先生の『ガンの患者学研究所』での、川竹先生のお話にも、多くの体験談にも、玄米に変えましょう、と、それが生き残る必須条件のように、出てきます(それがガン患研に接触してみなかった理由だったりして)。

だけど。食べ方が分からない。発芽玄米というのがあって、白米に混ぜて普通に炊けます。一時期、混ぜて炊いていましたが、家族からのブーイングが。美味しいと思えないらしいのです。

もっと本格的に、どこかに調理法を習いに行けば、もっと美味しく作れるのかもしれません。

だけどね~。本当に、玄米を食べなければ長生きはできないのでしょうか? 消化器が玄米を受け付けないという方もあるそうです。ガンにならない人でも、なった人でも、長寿の人は全員が玄米を食べているのでしょうか。
玄米を食べなければ生きられない!と思ってしまう恐怖心の方が、もっと悪いという事はないのでしょうか。中国人やタイ人などで長寿の人は、全員が玄米を食べているのでしょうか?

食生活がとても大事であることは確かだろうし、玄米食は現代の日本の食事が栄養不足であることの象徴として言われるのかもしれないけれど、玄米食をすることが必須であるのかどうか。

先日の、癌コントロール協会の勉強会でも、玄米のおにぎりが出ました。

会が終わったところで、参加者のお医者様の先生に聞いてみました。「玄米は必須なんですか。」「いえ、必須ではないですよ。」人参の効用を力説されていた先生です。よく言われるベータカロテンではなく、カリウムが不足し、ナトリウム過多になっているから、カリウム補給のために人参をいっぱい食べなさい、とのこと。

人参は、ゲルソン療法で知られています。これも、それで治るという方もあるのだろうけれど、素人がやるのは危ないと思っています。でも、この日この先生が言われたのは、ゲルソン療法のように人参ジュースばかりを毎日何リットルも飲みなさいというのではなく、普通の意味で、人参をたくさん食べなさい、ということのようでした。

そうか、人参も増やした方がいいけれど、玄米は必須というわけではないんだ、と思いました。

もう一つ、ネットでもみつけました。『横内医院』という、末期がんの方を受け入れている漢方・気功・西洋医学も取り入れておられる病院で、かなり信頼できそうなのです。その『癌になるとき治るとき』というページの中ほどに<玄米食、健康食品に注意>という項があります。そこに、

「日本では、玄米食に対する幻想に近い信仰があります。
玄米食は栄養分の吸収の悪いことに加え、玄米には、カルシウム/マグネシウム/鉄分の吸収阻害作用があることが報告されています。
また、漢方、食養生の考えからすると、玄米は身体を冷やす涼性食品に属し、毎日摂取すると、身体を冷やしてしまい、病気と闘う力を阻害する危険が伴います。バイ・ディジタル O-リングテストで玄米を調べると、無農薬で作られた玄米でも患者に適合することはほとんどありません。 」

とありました。
バイ・ディジタル O-リングテストというのは知らないのですが、日本バイ・ディジタルO-リングテスト医学会というものや、関連特許があるもののようです。鍼や電気治療関連のものらしい。

この方は『保険の範囲の(正統派の?)西洋医学』ではない方でしょうが、玄米食には否定的だわけです。

あと、確かめるまでもない、と言う感じで、おそらく、私の手術をしてくれた正統派西洋医学医師の主治医は、玄米食でなくちゃなんて、言うとは思われません。考慮の範囲外でしょう。

今は、普通の白米に、家族に分からない程度に米粒麦を混ぜて炊いています。白米で栄養不足なのは明らかだと思っているので。

多分、玄米食の方で癌が発現しないことのかなりの部分は、もちろん白米よりも栄養的に優れているということはあるでしょうが、さらに、「ここまで生活を変えた!」という覚悟とか、意識とかが、体調を良くしているのではないでしょうか。
ゲルソン療法も、これで治る、と、信じてやることの意味が大きいのだと思います。

生きがい療法などで長生きされている方は、玄米を食べておられるのか、おられないのか、どちらなのでしょうね。

何にせよ、一つ信じるものを見つけることは大事なのだろうと思います。

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