月曜日, 12月 21, 2009

忘年会の後始末(若者くんが偉くなるには)

今日は、忘年会の後始末に勤務時間の大半を費やしてしまいました。

ビンゴの景品代のリストを集計して、手分けして買った残金を集め、換金したビール券代、遅れて集金した積み立て金、仮に預金口座から下ろした積立金、特別参加の方から頂いた参加費、ホテルに払った費用、などを集計しました。

積み立てていたのに不参加だった方々には、部分的に参加費の返金をするので、それも集計して金額をチェックしなければなりません。

準備に大活躍してくれた若者くんがいるのですが、結局今日時点で私の手元にある金額が合わず、若者くんが立て替えてくれていた金額が合っていなかったことが分かりました。

私の知る限り、社長さん方は、ものすごくお金の計算が細かいです。学生の頃、家庭教師をした時に、むしろ庶民的な家庭の場合の方が鷹揚で、社長さんのおうちでは、お給料をもらうのに大変細かい厳しいチェックを経なければなりませんでした。

今、経済状況は厳しく、経費の節約が大変厳しく言われています。会社の経営陣に近い方々は、大変細かい項目まで、経費節減のために隅々まで検討しつくしていると思います。

また、製品開発は、1円でも、0.5円でも安く製造するために、どれほどの努力をするかというと、ものすごく努力をするんです。

良い製品を作ろうとすればまずはコストが上がりますが、それでは勝てないので、同じ性能をさらに安いコストで実現できるように、隅々まで検討して改良をするのです。改良することにより色々シンプルになったりして、結局安くした上に性能もさらに良く出来ることもあります。

私はそういう現場にいたので、コスト節減の重要性や細かい金額の計算の重要性が骨身に染みています。家の家計簿はてんでアバウトなんですが。

なので、若者くんに薀蓄たれてしまいました。

「お金に細かくないと、社長にはなれないよ。今、経費節減を厳しく言ってるでしょ。お金の計算は大事。まずはもちろん自分のために、それから仕事上の心得としても、お金は大事にしなさい。」

特許部というのは、生産や開発の現場からも遠く、経営や販売とも近くはないので、お金の値打ちにはうとくなってしまいがちかもしれません。出願の費用や特許の年金などはありますが、生産現場のコスト計算の厳しさには及びません。

でも、やっぱり若者くんが会社で偉くなるには、お金に細かい方がいいと思います。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

積立金って給料天引きの互助会みたいなところから経費全額が支払われているのですか?
大きな会社であればあるほど何かイベントをするとなると大がかりなものにります。
最近は細かい持ち場単位でごく少数でイベントをする会社が増えているそうです。会場も座敷一つで出来るので経費の削減になるらしいです。
先日友達が中国で行われた自動車ショーの話をしてくれました。国際的なショーなので外国人も多く来ているのにそこは見事なニセモノ天国だったそうです。かれは自動車部品メーカーの技術屋さんですが、あの国には特許とかの考えはないに等しいと呆れてました。

オルゴールぴょん さんのコメント...

懇親会の積み立ては幹事が集金して回って、忘年会の他に慶弔や歓送迎会もやります。会費をボーナス時期に集めますが、今年はボーナスが減ったので集めづらかったです。

中国の特許制度は発展途上で、近年の整備は力が入ってますよ。もうそろそろ、国の経済規模は日本は追い抜かれています。中国が調和のとれた発展を遂げることは日本とアジアと世界の平和のためにとても重要です。日本は特許制度の面ではお手本の立場にいると思いますが、国としてはどうなんでしょうね。

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