水曜日, 8月 01, 2007

生きている人を見る

夏休み。家の近くの映画館で、『Life 天国で君に逢えたら』というのをやるとポスターが出ていました。

恋愛ものかな?と漠然と思っていたら、プロウィンドサーファーの飯島夏樹さんという方が、癌になって、家族と過ごした時間などの本を映画化したものだそうです。

残念ながら、最近亡くなられた方のお話だそうです。

だから、私は見ません。

癌で余命いくらいくら、とか言われて、或いは何年後に生きてはいないでしょう、と言われて、その後を立派に生きることは、立派だし、感動を呼ぶけれど、それで結局亡くなったという方のお話はさらに感動を呼んで目立つのです。

この映画も素晴らしい作品なのだろうけれど、でも、癌になって死ぬ、というストーリーは、私は避けようと思います。

心は免疫に影響を与えます。『気持ち』でがん細胞は増えたり減ったりするのです。

余命より長く生きたら、それもとても貴重だけれど、でも私にはそれでは足りない。何としても、孫までは見ないと。

癌になった人の3人に1人は癌では死なない。そちらの方の方のお話は、なかなか映画にはならないようですね。でも、癌患者にはそちらの方が薬になります。

是非、そういうお話を、映画にしたりマンガにしたり、してほしいものだと思います。世の中の先入観も変わるはず。

『いのちの落語』の樋口強さんが、落語講演会で、「生きている人を見て下さい」と言っておられました。彼は、生きているはずがないと言われた5年目よりも、さらに5年以上も過ぎた今も、生きているのですね。その事実を重視して、素晴らしい先輩のアドバイスを採用しようと思います。

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

 最近のゴルぴょんさんの文章はいろんなことを考えさせてくれますねぇ。
 
 死ぬことは負けること?
 
 がんになったのはじぶんのせい?

 まぁそれって謙虚な姿勢なんだけど、病気になった原因をつきとめようったってなかなか容易にはわかんないと思う。

 よく生きた人はよい死を迎えることができる、というようなことを聞いたことがあるけど、私も年数じゃなく何か自分の仕事をして死ぬのがいいと思う。とはいえその目に見える形が‘長生き’だとも言えるでしょうから、ゴルぴょんさんのようにまず‘長生き’を目指し、そのための方策を探るのはいいですね。

 食べ物のこととか、勉強になります。食品を裏返して原材料とかチェックするのはよくするほうなのですが、もう少し気をつけようっと。

 とりとめのないことを長く書いてしまいました。ま、いいか。

オルゴールぴょん さんのコメント...

死ぬことは負けるっていうより、終わるってことよ。闘った人にとっては負けることなのかもしれないけど、あんまり闘ってはいないし。じ~~っと耐えてた頃はあるけどね。

がんになった原因は分からないけど、自分のせいである部分については、自分でなんとかできそうじゃない? それはそのままにしていてはもったいないよ。

樋口強さんの新しい本の題名は『生きてるだけで金メダル』っていうのよ。癌の人は生きてるだけで家族とかはもちろん、他の癌患者にも希望の星になれるんだよ。で、樋口さんは今も生きてるから、その本を買いなさい、っていうわけ。さすがに落語家でお笑いも入ってます。
奈津子さんも、何か自分の仕事をするということは素晴らしいけど、とにかく、長生きして下さいね。自分のため、ご家族のため、私達のために。

原材料のチェックは、結局、『気にしすぎはダメよ』ということになっちゃうので、忘れない程度でほどほどに、できる範囲でね。

とりとめなく、同じような考えをぐるぐる回っちゃうのよ。ま、いいよね。

匿名 さんのコメント...

 お返事ありがとう。
うん、長生きします!!
樋口強さんの本(金メダルじゃなく去年出たの)を図書館で予約しました。読んでみます。
 わたしもゴルぴょんさんに元気で長生きしてほしいです。

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