映画やドラマで「誰それは癌だって」というのは、その人はもうすぐ死ぬ、という設定。
やんなってしまう。
映画の「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」も、感動の映画らしいですが、お母さんは癌で、死んじゃうらしい。そのクライマックスへ向かって感動が盛り上がる、らしいです。
実話だそうです。実際の、素晴らしいお母さんのお話なんですね。
でも、癌で人が死ぬ話は見ないことにしたので、これも見れません。
実話のストーリーには文句はつけられないけれど。
でもさぁ。死なないと感動してもらえないのかしら。
分別のつき始めた娘には、時々話すことがあります。
「ドラマとかで、癌、ていうと、その人が死ぬっていう設定でしょ。あれがお母さんはイヤなの。実際は、死なない人もいっぱいいるんだよ。」
事実だもの。癌になった親を持つ子には、きっちり理解しておいてもらわねばなりません。
『判官びいき』とかとも関係があるのかなぁ。日本人はヤラレて敗退する側を応援するのよね。強くて勝ち残る者は概して嫌われる。
でも、私は、癌の後生き残っている人はかっこいいと思う。『映画 寺山心一翁』とか、『映画 長友明美』とか、作って欲しいです。既に私の中ではスターです。樋口強さんとか、川竹文夫さんとかも。まだお若いから映画にというわけにはいかないかもしれませんが。
他にも、たくさんおられるハズなんです。癌になる人全員のうちの3分の1は癌では死なないんだもの。
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