木曜日, 3月 10, 2011

お岩さんではなく、お福さんへ。

昨日、私の頭の中にお多福観音さまが来て下さった、ということを書きましたが、さらにすごいことに気がつきました。

お正月とかに「福笑い」をやりますよね。目隠しをして目や口や鼻を置くと、色々な面白い顔ができますね。

私もほっぺたが凹んいて、口の右半分は麻痺して動かないので、口がゆがんでいます。

今は治療技術が上がって、患者会に出ると私以外の口腔癌経験者の方々は私よりずっとまともな顔の方が多いです。でも、中には目がずれたり、目を失ったり、鼻がなくなったりする方もあります。今はプロテーゼとかも精巧なものがありますけれども。大野君の怪物くんの耳みたいなものですな。

お多福観音さまって何とも、口腔癌患者にぴったりだよねぇ。

鎌倉の大仏様も、よく見るとお顔に傷があるのね。あれは大きな仏像を作るときに繋いで作った後だと思いますが。

鎌倉の大仏様にも親近感を抱いていますが、お多福観音さまも、福笑いということがあるので、とても親近感を覚えました。

お多福さんは福笑いで顔を作りますが、口腔癌だったのかもしれない、とも、考えられませんか? で、顔はゆがんじゃったけど、幸せになったんです。

口腔癌になった後に、四谷怪談のお岩さんは口腔癌だった、という話をどこかで読んだことがありました。江戸時代には抗がん剤は無かっただろうに、髪も抜けてお岩さんは大変でした。そして幽霊になっちゃいました。

お岩さんみたいに嘆きにおぼれて恨みがましくしていたら滅びるけれど、お多福さんみたいに笑って楽しくできたら、幸せになれるんです。

信心しましょう、お多福観音さま。

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