火曜日, 6月 03, 2008

働く意欲の問題か、それとも?

前回、米国の女性の仕事や子育てや生活環境のことを書きましたが、書き足りない思いは色々あるわけです。ついでに書いちゃおう。日本の女性は、もっともっと、本来の輝きを出せるはずだから。

女性がなかなか活用されないことについて、女性にやってほしい仕事を用意していて期待しているのに、意欲のある女性がいない、意欲が足りない、と言われることがあります。けど、ここにはすれ違いがあると思う。

女性の側は、意欲がなくてその仕事をやらないのではなく、その仕事をやりながら自分の生活が成り立っていくだろうか、生活を犠牲にしてまではできない、と考えて、やらないということが多い。大抵の仕事は、日本では、犠牲を強いる事が前提になっています。なかなか、安心して子育てしながらできる仕事は少ない。

つまり、女性がなかなか活用されないわけは、女性が安心して励むことができるような仕事が用意されていないから。仕事を用意する側が変わってくれないと。今はむしろ、会社や仕事の方が女性から選ばれているのです。

安心して子育てして、その上で存分に仕事して下さい、と言ってくれる会社があったら、多くの女性は喜んで仕事に励むのではないかしら。女性を活用したかったら、そういう風にアピールしなければ効果がありません。つまり、今は多くの会社の方が、女性を活用する意欲が足りないのです。

米国に赴任した時の赴任先の会社の社長が、ワーキングマザーは素晴らしい、と言っていたと前回書きましたが、これはこの社長だけではありません。女性会社員向けの雑誌を見ると、沢山の会社の広告で、いかに女性が素晴らしいか、我が社がどんなに女性を活用したいか、と、どの会社も女性達へ熱いラブコールを送っていました。"Working mother is the best." 働く母親は真面目に働く、素晴らしい、仕事ができる、等々。10年たっても日本ではまだ見ないです。

実際、女はよく働くんだ。本気で活用しようと、日本の多くの会社はまだ考えてないんじゃないでしょうか。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

子供がいても安心して働ける環境!が、欲しいです。
保育園から呼び出されたり定時にあがって子供を迎えに行って夕飯をすぐ作らないといけないお母さんの方が大変なのに、会社はそういうお母さんを「厄介なお荷物社員」としか思ってないのかしら?って思います。

でもゴルぴょんさんの意見を聞いておいてよかった!
今まで私は会社の顔色を伺ってました。
でも大変なのは私であって、会社はもっと家庭のこと配慮するべきなんだって主張することも大事だって思いました。
これからワーキングマザーも増えるし、最初のお母さん社員が弱気でいたら、今後の若い社員たちの為にならないでしょうしね。

オルゴールぴょん さんのコメント...

応援するよ!

ただね、一方でね、会社は女性を怖がってるの。

うちの会社の重役級の人が女性を集めて意見を聞く会をやったら、身の危険ていうか、地位が危うくなりそうだったということがあったらしいです。あまりに急な変革はできない、という、抵抗勢力もあるわけよ。

いずれ、変革しない方が会社が危ない、という時代になっていくのだけど、ね。

そんなこと、もう間宮さんは分かってますね。

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