どこかで読んだような気がするのですが、どこだったか思いだせなくて、途中からは勝手にイメージしてしまったかもしれません。
樹齢千年の木とであった人が、木から、「千年、あなたを待っていました」と、言われました。
どの人も、待ち望まれたただ一人の、大切な人です。
次々と生まれては死んで、入れ替わっているようであっても、その一人はそのつど、大切な人なのです。
うちの前には樹齢30年だか、50年だかの木が、何本か立っています。
30年だか、50年だか、私のことを待っていてくれたのだと思います。
木に触れて、「待っていてくれて、ありがとう」と言ってみました。
木は、いつもどこにも行かず、その場に、自分が置かれた場所にい続けて、通りかかる私を見ていてくれます。
うちの建物が建つ前からここにいた木は、うちの建物が建つ前からのこの場所の記憶を持っていてくれるのだと思います。
樹齢千年の木は、千年前からのその場所の出来事を見てきています。
その時間の流れの中で今その木と出会った一人は、かけがえのない特別な一人です。
その大切な一人を木は待っていてくれたのです。
そんな気がするんですよ。
どこで見かけたのかな。
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