金曜日, 8月 06, 2010

世界で初めて、はすぐそこに。

大学にいた時先生が、物理は不可能を可能にする、と言いました。

会社に入って研究開発をして、難しい課題をもらって、不可能を可能にしましょう、と言ったら、どえらい反発をくらいました。女が何をとんでもない事を言ってるんだ、みたいなノリだったのかな。ものすごい対抗意識があったようです。

できる事とできない事はあって、できた事は特許にもできたけど、工夫ではどうにもならない、できない、と明らかにしたものもありました。物理に逆らって不可能な事を可能にすることはできないんです。

そしたら、それも気に入らない人がいましたね。不可能だとは認めたくないんです。
そんな事言ってるから儲からないだよねぇ。

結局、不可能と言われていたことも、物理によって可能にできたのは確かで、それにも限度があって、そこも物理が決めているということ。物理は、物理的に可能なところまでは不可能を可能にする、と言えると思います。

どこまでがどうやれば可能なのかを示せれば特許になりますが、特許は、それを世界で初めてやらないと認められないのよね。

蓮舫さんが事業仕分けで、なぜ一番でなければならないんですか、二番ではだめなんですか、と言って色々な予算を削ったそうですが、研究ものの多くは二番ではだめなんですね。

世界で初めてって、大変そうだと思うかもしれませんが、けっこうそうでもありません。特許はどれも世界で初めての場合に認められているわけです。日本特許庁の2009年の1年間の特許出願件数は35万件近く、審査に通った登録件数は19万件あまりです。20万件近くの世界で初めてが登録されてるって、すごいよね。

実はコツがあって、限られた分野の中だったら、けっこうできます。まわりの人とか、学会に行って会った人とかに話を聞いた時に、「それはどこが新しいんですか?」って聞くんです。学会発表だったらたいてい、喜んで教えてくれます。見せてくれない会社もありますけど。ま~、肝心なことは見せなかったりしますけど。

しばらくそれをやっていたら、自分でも何をやれば世界で初めてのことができるか、見えてきます。

そういうことを考えると、嵐も日本の中だけでなく、世界で活躍してほしいな~。

ニノは硫黄島からの手紙でレッドカーペットを踏みましたが、あれは世界を舞台にした業績と言えるのでしょうね。

研究開発での、国内の学会発表ではなく、国際会議での発表みたいな感じかな。国際会議も大抵は世界で初めての内容でないと査読に通りません。会社なら必ず、学会に出す前に特許出願をします。特許だけ出して学会には出さないものも多いから、10万件もは国際会議に出してはいないと思いますが。1万人とか、それ以上とか、いるのではないですかね。国際会議に行く日本人も。

日本の人は、国際的な視野が弱いことが多いですね。

私は一時期香港映画が大好きでしたが、ストーリーがすごく国際的なんです。香港、中国、台湾、アメリカとか、お話の舞台が色々な国をまたいで展開して面白いのです。

日本の映画は国際色は殆どゼロですね。つまらないです。ドラマも大抵は日本国内だけの話です。なぜだろう。

孤立してはいられないのだから、色々な国を舞台に取り入れた面白いストーリーの映画やドラマは必要なのではないでしょうか。

嵐も自分達の舞台は世界だってこと、忘れないでほしいです。

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