火曜日, 7月 24, 2007

癌で死なない人を増やす

先日行った落語講演会「いのちの落語」で、癌患者はメジャーだ、という話がありました。

今、日本人のおよそ半分は、癌になるそうです。そして、日本人のおよそ3分の1は、癌で亡くなる、とのこと。

ということは、引き算をすると、日本人全体のおよそ6分の1は、癌になっても癌では死なないわけ。これ、けっこう、多いのではないでしょうか。

癌になった、もう、死ぬかもしれない、と、思われることが多いのですが、癌になって癌で死ぬのは、癌になった人3人のうち2人まで。3人のうち1人は、癌では死にません。

30人いたら、15人が癌になるけど、その中に癌では死なない人も5人はいる。

サイモントン療法では、感情が治癒に大きく影響を与える、と教えてくれています。同様の事は他の場面でもよく言われるのです。

だから、今、癌の3人のうち2人までが癌で死んでしまうのは、きっと死ぬのだ、と思い込んでしまうことも影響しているのではないでしょうか。死ぬと決まったわけじゃない、と思っていたら、死ななかった人も多いのではないでしょうか。

余命何年、と告げられて、そうなると思い込んでしまう事は多いと思います。ひどい時には、こういう風に悪くなるはず、という知識に合わない患者の状態を見ると、「変だなぁ」なんて、声に出して言う医者もいます。ばかたれ!です。ばっちり、後で看護婦さんに苦情を言っておきました。

でも、気の弱くなっている多くの素直な患者は、お医者が、きっとこうなる、と思っていれば、きっと自分はそうなる、と、信じてしまうのです。

そういうことが無くなれば、きっと、3人のうちの1人ではなく、もっと多くの癌患者が癌では死ななくなるのではないでしょうか。

2人のうち1人に、3人のうち2人に、と、癌でも生き延びる人が増えて行くのではないでしょうか。

全員がとは行かないでしょうけどね。万人が避けることのできない老化で、いずれ体のあちこちの細胞が癌っぽくなることは避けられないでしょうから。

メジャーらしく、もっと何とか、したいものです。

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