金曜日, 10月 15, 2010

みつけた!(特許調査のお仕事)

特許調査の仕事に移って、最初の頃は調査の件数のことばかり言われてアップアップしていましたが、最近は何だか調査が早くなってきました。

色んな分野をやるのは面白かったけれど、一通り色々やっているとだいたい分かってきちゃって、だんだん退屈になってきました。

仕事なんだから、そんなに面白いことばかりなはずはないわよね~。

だけどつまんないなぁ、と思うことがだんだん多くなっているのだけれど、今日はいいものをみつけました。

昔、米国に出張に行ったときに立ち寄った大学で、ある先生に会ったんです。とっても神秘的な体験だったんです。

小さめの規模の大学だけれど、建物がとても美しいところでした。インディアナポリスからバスで行きました。女の一人旅で、レストランにはカップルでないと入りにくいので、食事のたびにシャトルバスでホテルから空港へ通って、空港のカフェで食事をしました。空港のカフェなら一人でも全然違和感がありません。それに、テロの心配があるとかで空港は警備の人がいつも見回りをしていて、女の一人旅にはかえって安心感が持てました。

確か大学のラグビーの試合があるとかで、街がお祭り騒ぎで、大学の近くのホテルはどこもいっぱいで取れなかったんです。

そのきれいな大学はパーデュー大学。小さいところでそれほど有名じゃないと思っていたのだけれど、先日ノーベル賞を取られた先生がおられる大学でした。び~っくり。

そのノーベル賞とは関係ないのだけれど、そこである先生に会ったんですね。

今日調べていた特許の参考文献で、その先生のお名前が出てきたのです。

行ったのはもう、7、8年も前になるのかな。

その先生に、一対一で講義をしてもらいました。思い出しました。

あの頃の話がさらに発展して、今も色々論文が出て、当社からも特許を検討しているわけで、ちょっとわくわくできました。

ちょっと先端すぎるので、ごくまれにしか特許は出ていません。初めて見ました。まだ当分は儲けは出ない分野です。

だけど、そこをやった会社が生き残っていくのでしょう。そういう博打的な分野がいくつかあります。よそがやっていてうちがやっていないと、これではいけないのではないか、とか、思ったりします。

だけど、大博打もいっぱい打ってるんだ。もうちょっとだけ手近な技術では、儲かるか分からない特許を山ほど出しています。

もっと手近な必要な技術で、自社の特許がなくて苦労している分野もあります。特許がないとは仕事ができないということです。

十年後の仕事のために今予算を使わねばならないので、大変です。

でもそういう分野が楽しいです。

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