火曜日, 12月 23, 2008

ピアノの発表会

今日は、娘のピアノの発表会でした。

生徒さんは小学1年生から社会人までいます。4年生以下の部は終わったら帰ってもよいのですが、その最後に音大生の演奏を入れ、聞き応えのあるものにして下さっています。5年生以上の部は最後に先生の演奏を入れて下さっています。どの子も、ソロの他に連弾もやります。

一般に、とっても力量のある先生のレッスンは、とっても高額のレッスンとなります。プロの音楽家を目指すならそれを厭わずに良い先生の指導を受けねばなりませんが、そうまでは思わなくても、やはり良い先生のレッスンを受けたいです。そして、もし、本人がとっても頑張ってそう望むなら、音楽の道を目指すことも不可能ではないようなレッスンを受けさせたい、と、考えました。

娘が指導して頂いている先生は、高額ではない、ご近所の町のピアノ教室ですが、お弟子さんの中から音大生も出たことがあります。そう望んだ時に、音大受験生も指導できる先生につないで下さって、合格させて下さるのはありがたいです。

私自身も子供の時にピアノを習っていたのですが、私が習ったのは、どこまでやっても、自分の配下にずっと置いておくタイプの先生でした。田舎でしたが、教室の中で私より先を行く人が誰もいなくなり、レッスンの課題も「先生もそれは弾けないでしょう」とか、他の大人から言われるようになりましたが、その地域での有名な先生にものすごい対抗心を持っていた先生で、絶対に紹介などしてくれないと思われました。親も音楽の事は知らないので状況を良くしてはくれず、自分から別の先生にと言い出す力量もなく、練習して行っても何もアドバイスも指導もなしに、単にマルをつけては次の曲に進むようになり、私は絶望して、ピアノを辞めました。

そんな親の体験の色眼鏡で見ると、今、娘が習っている先生は素晴らしい先生で、いつまでも、大学生になっても、社会人になっても、この先生に音楽を習って欲しい、と思いました。

でも、それは半分以上、間違いだったのかもしれません。娘は、ピアノよりはバスケットボールがやりたいんです。部活の忙しさは半端ではありません。「そんなにピアノをやらせたいんなら、自分がやればいいでしょ!!」と娘は言ってました。反論のしようもありません。それを、つなぎとめて下さったのは、先生です。

練習しなさいと今までのようには言わないから、発表会まで、やりなさい、と言われて、とにかくレッスンには通いました。家では練習する時間もなく、殆どやっていません。通うだけでも大変で、途切れ途切れですが通いました。

今日、無事に発表会が終わりました。半年前には、「発表会まででピアノ辞めるから!」と言っていましたが、今は何も言っていません。何だか、満足そうにも見えます。実際、上手でした。同学年、上の学年の生徒さん達の中でも遜色なかったです。実際、中学生はみんな、すごく忙しい中でピアノを続けていて、練習ができない子ばかりらしいです。

『のだめカンタービレ』も一生懸命見ているし、細々とでも、やっぱりピアノを続けようと思ってくれると、やはり、嬉しいのですが。

              


     

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