日曜日, 8月 23, 2009

マニフェストに統合医療推進

選挙が近づいてきました。送って頂いたのにまだ開けていなかった8月の「がんコントロール協会会報」、漸くたまたま開けてみたら、医療について選挙の参考になるかもしれない事が書いてありました。

第15回がんコンベンションが7月に盛況の内に閉幕したそうですが、その時、元岐阜県知事さんがみえて、統合医療のための国民会議の開催を自民、民主のマニフェストに入れるよう申し入れ、両党の幹事長は了承された、とのことだったそうです。元知事さんからがんコントロール協会の森山先生に、色々な市民の声を集めて下さいとの要請があったとのこと。

ちらっと検索した限りでは、自民党に関しては見当たらず、民主党のマニフェストには統合医療の推進が明記されています。民主党ホームページにあるINDEX2009医療政策<詳細版>の、後ろの方に「統合医療の確立ならびに推進」という項目がありました。

私の理解では、統合医療というのは、西洋医療と代替医療などを統合するという意味かと思っているのですが、民主党マニフェストの「統合医療の確立ならびに推進」には明示的には西洋医療が書かれてなく、各種代替医療について「予防の観点から統合医療として科学的根拠を確立します。」とあります。

でも、今回はとにかくこの項目が上がっていることが評価できると思います。科学的根拠を確立していくには西洋医学の知識を織り込んでいくことが必要ですから、この部分に含まれていると考えればよいのでしょうか。

予算的な裏づけがない、と批判されることも多いようですが、予防医学を充実させるのが一番の医療費削減になるのではないかと思います。

私が口腔がんの治療後、今まで元気に過ごして来れたのは、統合医療(統合医療ビレッジでお世話になりました)とサイモントン療法のお陰ですが、いずれも、不安の中で自分で手探りしてたどり着いたものです。もっと楽に、誰でも不安なく、もっと早く、「これだけやっていれば安心」と思えるものにたどりつけるようになるとよいと思います。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

科学的実証がないものに対して我が国はとても冷たい対応しかしていません。また、粒子線治療などの明らかに科学的、医学的効果が認められている者に対しても、保険の適応を認めていません。一律の3割自己負担というものを守ろうと考えるからこうなるのだろうと思います。先端医療と呼ばれるものについては、5割負担とか8割負担とかがあっても良いのではと考えます。それでも全く保険適応されないよりは、はるかに患者負担の軽減につながるからです。これは臓器移植などでもそうですが、皇室や時の総理などが移植でしか助からない病気にでもならない限り、国会は動くことはないと思います。

オルゴールぴょん さんのコメント...

なおとさん、こんばんは。
がん経験者は医療について、たくさん言いたいことを持ってますよね。民主党のマニフェストにはがん医療の項目も載っていましたよ。
確かに、人間の体という微妙なものについてなのに、ある治療が健康保険の適応か、非適応か、と白か黒かに分けられるはずは本来ないですね。
でもなおとさんや私は、病後ではあるけれど、ひとまずがんは無くなっていて病人ではないですから、健康保険適応のものは受ける立場にないですよね。介護保険はもっと高齢者を対象としているので、若い病後の人はノーケアになってしまい、自分でがんばるしかない現状です。
健康保険適用でないものでも、健康を増進させる方法はいくらでもあるので、政策としてももっと活用を推進した方がよいと思います。ご自分なりの健康増進法をみつけて下さいね。サイモントン療法もその一つです。

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