日曜日, 4月 12, 2009

サイモントン療法は患者が楽になるためのもの

サイモントン療法が何者であるのか、私が言える立場ではないのですが、私は少なくとも、これは患者が楽になるためのものだと思います。

川畑先生のセッションを受けている時、答えを知りたくて色々な事を「AAAAなのですか?」と聞いたもんです。でも、AAAAだ、という答えをもらえないのが常だった記憶があります。そう言うと、私はAAAAに励んでしまうから。AAAAに励まねばと思ってしまってかえってそれがストレスになっては、正解ではないわけです。

サイモントン療法の6日間研修のテキストが指定されています。次の3冊です。なおとさんからのコメントで、手軽に始められるものは?というご質問がありました。興味がおありでしたら、本を読んでみるのもよいかもしれません。


    



私は何も準備がないままに、治療後に、川畑先生のセッションを受け、その後に「がんのセルフコントロール」を読みました。川畑先生のと(狭い意味でですが)違うな~と思いました。

昨日書いた森山先生の紹介を聞いた時も、違うな~、と思いました。川竹文夫さんのNHK番組「人間はなぜ治るのか」を見た時にもサイモントン療法が紹介されていましたがこの時も、違うな~、と思い、がんの患者会で知り合った先輩がん患者さんからサイモントン療法の話を聞いた時も違うな~、と思いました。

この3冊を全部読めばつながるのかもしれませんが、きっとそれぞれの人にとって必要なもの、受け取ったものは違うのだと思います。

要は、必要なものがみつかればよい、のだと思います。でもポイントは、楽になって、体の本来の治癒力が働くようにすることです。自分の体の声が頼りです。それは楽にしてゆっくり聞くようにしなければ聞こえません。
だから、頑張らねばと思わないようにして下さい。

ゆっくり、読むゆとりがあれば読めばよいし、無料の講演会も年に何度か行われていますから、必要な時には講演会や研修に行ってみればよいと思います。私は今度行きますが、ちょっと行ってみようと思ったけれど、術後5年ですから。川畑先生の宿題ができていないのが気になっていたのです。

それから、3月28日の記事「サイモントン療法研修」にSeaMountさんからコメントを頂きました。SeaMountさんのブログの[有明通信]は、癌治療にかかわってくる様々な話題を客観的に書かれていて圧巻です。短時間では読めませんが、分析的でありながら画像も多用されていて読み易く、大変参考になります。その中にサイモントン療法の事も出てきます。

SeaMountさんのサイモントン療法の記事のまとまったものは『がん治癒への道―サイモントン療法の新たな展開』の記事です。書評らしいですが、すみません、私はまだこの記事よく読めていません。この本もまだ読んでないのですが、大変参考になりそうです。

5年目ということで切実さのない研修参加者ですが、何年もかかってやっと参加できるようになった、とも言えます。多分、以前セッションに通った時にはこれ以上繰返しても急に進歩はしない、と川畑先生に見通されて、今回でおしまいですよと言われたわけで。

7 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

仕事?そんなものどうでもいいんです。命亡くしてはそこから先はありません。回り道、迷い道、すでにたくさんしています。まったり、のんびりといかにたくさんの時間を使うことができるかが私のこれからの目標です。
関西人の私には伊豆や箱根は憧れです。実り多いセミナーになりますことを願っています。もしお会いできたら大塚の癌研病院の話もしましょう。

SeaMount さんのコメント...

ご紹介とお誉めの言葉ありがとうございます。見に来てくださる方のために、次の記事を書きました。

《はじめての方へ…おっちょこちょいのおしゃべり男のブログ》  
http://d.hatena.ne.jp/SeaMount/20090419/1240098523

SeaMount さんのコメント...

上の記事からの引用と私のコメントに書き加えて、以下の記事を書かせていただきました。

《ブログ紹介と境界線上のサイモントン療法?…事前にブログでつながるというおもしろさ》
http://d.hatena.ne.jp/SeaMount/20090420

SeaMount さんのコメント...

上の記事は、誤解を与えてはいけないので、下のようにタイトルを変えました。また、本文も少し書き直して、さらにサイモントン博士との質疑応答などを書き加えました

《ブログ紹介とサイモントン療法の説明の難しさ…&事前にブログでつながるというおもしろさ》
http://d.hatena.ne.jp/SeaMount/20090420

オルゴールぴょん さんのコメント...

なおとさん、こんばんは。と言ってもなおとさんは三田病院に入院中でこれをご覧にはなれないのですが。
伊豆から戻った後に三田病院にお見舞いに行って、癌研病院の話などたくさんおしゃべりしてきました。治療がうまく運びますように、お祈りしています。


SeaMountさん、こんばんは。私の記事を引用していただいて、丁寧なコメントも頂き、ありがとうございました。
サイモントン先生は臨床に奔走しておられるので、本に紹介されている内容の他にはその後の論文などはないようですね。
最近は徐々により認められるようになっているようです。癌で心の弱った患者がたくさん救われるようになってくると良いと思います。

777 さんのコメント...

SeaMount さん お元気ですか.

何か変な方向に行ってしまいましたね.

確かに病は気からと言いますから,治癒にかかる時間は心の持ち方で変わってくるのですが,病気が治るか治らないかには関係しないでしょうね.一番近いのはこれかな:

□祈りの効果信じますか?=米研究チームが心臓手術患者1802人を調査 [ロイター]
 
【シカゴ 3月31日 ロイター】 - 米国で心臓バイパス手術を受けた患者1802人の回復を神に願って、他の人が捧げた祈りにいやし効果はあるのかというユニークな研究テーマに取り組んだ米国の研究者チームが3月30日、その研究結果を公表した。残念ながら、結論は、癒し効果は認められなかった。
  同研究は、「アメリカン・ハート・ジャーナル」誌の最新号に発表されたものだが、それによると、そればかりか、周囲の人が祈ってくれていることを知って、手術に臨んだ人々の術後の回復は、ただ、祈りを捧げてもらえるかも知れないと告げられただけの患者よりも、思わしくなかった。その理由は分からなかったという。

  研究対象となった患者は、米国内の6病院で手術を受けた患者で、3グループに分けられた。1番目のグループは、祈りを捧げられてもらえるか、あるいは、もらえないかも知れないと事前にいわれ、実際に祈ってもらった604人、2番目のグループは、同様に告げられたが、実際には祈ってもらわなかった597人、そして、最後のグループは、祈ってもらえると事前にいわれ、実際に祈りを捧げられた601人だった。
  祈りはカソリック系とプロテスタント系の3つのキリスト教団体の信者が、修道院などで捧げたもの。これら信者は祈りの言葉と祈りをささげる患者の名前と名前のイニシアルが書かれた紙を渡され、手術の前夜と当日、さらに術後の2週間祈りを行った。
  第1グループのうち術後合併症を発症した患者は52%で、これは第2グループの51%を上回った。第3グループは、これより多い59%が合併症を発症した。術後30日間では、死亡率および重い合併症の発症率は3グループともほぼ同じだったという。【了】

http://www.asyura2.com/0505/cult2/msg/756.html

777 さんのコメント...

癌は発癌物質が体内に蓄積されて起きる病気ですから,発癌物質を体外に排出する以外には治す方法はないんですよね.
サイモントン療法の効果は玉川温泉程度でしょうか:

YAHOO掲示板 nored先生の話

今までに私が把握しているだけでもがん患者さんで玉川温泉に療養しに行ったがん患者さんは10名を越えます。手術後療養目的なかたを入れると更に増えますが今回は除きましょう。

では玉川温泉に行くとがんは治るのか?と言われるとNoです。

では延命できるのかとの問いにもYESともNoとも言えません。では行く価値はあるのかと言われると条件付きでYESと言えます。

では具体的な例を挙げましょう。玉川温泉に行ったある末期がん患者さんがいます。かなり衰えて現地まで行くのも私は危ぶんだのですが何とか現地に1ヵ月強居ました。帰った時にはややふっくらしてADLも改善したようで本人が温泉で治ったよと言うので半信半疑ながら検査してみましたがCT、腫瘍マ-カ-等変化していませんでした。自覚症状は改善したかも知れませんですが、癌の大きさは変わりませんでした。

この方に限らず玉川温泉で癌の完治はおろか縮小にもなる例はありません。しかしひいき目に見て玉川温泉療養でQOLの改善が見られた例はあります。また抗ガン剤の治療の合間に玉川温泉に行き消耗した体を回復させた方もいます。

従い玉川温泉の効果について判定します。玉川温泉療養だけでは癌の完治も癌の縮小も望めない。しかしQOLの改善と通常療法へのSupportにはなり補助的効果として延命につながる可能性はあるが他の方法例えば自分の家で美味しい料理を食べた時より優れているかどうかは不明である。つまり行う価値はあるが他の方法でも代用できる可能性がある。

サイト内検索は右側のボタンをチェックして検索ボタンを押して下さい