土曜日, 4月 04, 2009

上顎癌治療の進歩

コメントを頂いているなおとさんが、三田病院のセカンドオピニオンで、上顎癌の治療として切除手術をせず、抗癌剤と放射線で治療という方針を出されたそうで、とても良かったと思います。

実は、動注(抗癌剤)+放射線だけでも、とても大変な治療です。ヘロヘロになります。私は実は、高熱と震えがきて皮膚がむけてきて、動注は予定の最後まで続けられませんでした。だから放射線の効きも悪いかもしれない、と言われましたが、結局最後には癌が小さくなっていました。

その後暫く休んで、体力が回復してから手術する、と言われましたが、回復した気がしないままに切除手術でした。あんな目には会わない方がいいに決まってます。私が治療を受けてからもうすぐ5年ですが、治療も進歩しているのでしょう。

私も、放射線+抗癌剤をやって癌は小さくなり、結局、癌がなくなった穴を手術で取るような感じだったらしいです。取ってなくなったという安心感はありました。なくなったのだから後は治るだけだ、と、他の患者さんと話していました。

実際は、癌は生活習慣病で、なくなった後も生活習慣を変えなければいけない、と思っています。どう変えるかは難しいですが。

なおとさんは入院・放射線治療が始まるのが大分先になり、抗癌剤をもらったそうで、気休めにしかすぎないと仰っていますが、私はそんなことはないと思います。

味の素だって大量に摂れば体に悪いです。タバコだって、味の素のように何も体に悪く感じないでいることができます。でも、タバコの害は細胞を狂わせて癌細胞にすることができるのです。

抗癌剤は細胞を癌化するどころか、殺す事ができる薬なのですよね。正常細胞が死なない程度の量ではあるでしょうが、正常細胞にも癌細胞にもダメージを与えるはずです。癌細胞は高分化型であっても正常細胞よりは弱いはずですから、抗癌剤は副作用もあるかもしれませんが、癌の増殖を抑える作用はもっとあるのではないでしょうか。手術や放射線ほどの即効性はないだろうけれど、味の素よりタバコより強い薬だろうと思います。

加えて体の本来の免疫力を強化できればもっとよいだろうと思います。今までの健康診断の白血球の値をグラフにしてみて下さい。データで免疫力が落ちていることが分かるかもしれません。

入院までに時間があるなら、サードオピニオン、フォースオピニオンも、受けられます。例えば私は術後に統合医療ビレッジにお世話になり、免疫関連の検査を受けたり対策の相談に乗って頂きましたが、最近はHPによると、京都統合医療ビレッジもできています。

最近の事や京都の様子は知りませんが、私が行った時の統合医療ビレッジの腫瘍内科は、他に入院のできる病院を確保できていることを条件に、免疫関係だけを診てくれました。三田病院と併用できるはずです。主治医も私が統合医療ビレッジで診てもらっていたことには批判的ではありません。好意的と言ってもいいくらいかもしれません。ただ、免疫関係の治療は保険は効かないのですが。

免疫関連も、私が調べたり体験した頃よりは進歩していると思いますので、ご自身でも調べてみられるとよいと思います。

不安も大きいと思いますけれど、より良い治療をするチャンスにして下さい。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

やつぱりヘロヘロになるのですね。治療の結果癌が残っていれば切除になります。最新の治療法が必ずしも良いとは限りませんが、「今のところ切除と変わらない結果を残している」と言われると切らなくても済むのならと考えてしまうのも事実です。教えていただいた京都のクリニックのことは検討してみまする。自己免疫を高める方法がどんなやり方があるのか研究してみます。

オルゴールぴょん さんのコメント...

動注の方法も放射線の方法も進歩しているのだろうと思います。上顎癌なのに私みたいに下顎の骨が折れるようなこともきっとなくて、同じ照射量でもビシッと癌の所に集中できて、バッチリ効くんでしょう。副作用は個人差があるようで、何ともない方もあるようです。但し癌に効いているかどうかはまた別で、副作用がなくて癌には効くのがよいのですが。

治療に前向きに取り組んでいると副作用にも耐えられて治療成績が上がる、という傾向があるそうで、それから、サイモントン療法が始まったようです。サイモントン先生は放射線治療医だったのです。

っと、私は何も心の準備もないままに治療を受けたので、ヘロヘロになりましたが、サイモントン療法の本など読まれるのもいいかもです。

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