土曜日, 4月 11, 2009

サイモントン療法6日間研修

伊豆のサイモントン療法6日間研修に、明後日から行ってきます。

暫く前にメールで申し込んだら、案内を送って下さいました。日程などと、振込み用紙と、質問用紙(予習みたいなもの)と、誓約書が入っていました。

誓約書は、守秘義務、内容の著作権を守ること、勝手にサイモントン療法の名の下にセラピーなどをしないこと、セラピーを行う必要がある場合は認定セラピストの指導を受ける事、など。サイモントン療法は、サイモントン博士が認定したセラピストでなければ行うことはできません。

サイモントン博士がいらして下さる伊豆の研修の他に、認定セラピストによるサイモントン療法を受けられる機関はサイモントンジャパンのHPに載っています。そこ以外ではサイモントン療法を受けることはできないわけです。

例えば国立がんセンターの精神科の有名な先生は、癌患者が前向きに治療に取組む事で、治癒率が変わるわけではない、と書いておられました。外国では精神的なケアをされた癌患者グループの方がそうされなかったグループよりも治癒率がよいという研究報告がいくつもありますが(サイモントン療法もその一例だと思います)日本ではそのようなデータが、まだ取れないらしいです。日本人の場合、前向きに頑張りすぎて、かえってストレスになってしまうのかもしれません。

素人の励ましなどは逆効果になる場合があるわけで、認定されたセラピストに限る必用があるのでしょう。

このルールに当てはまっていないんじゃないかなぁ?と思った例が一つだけあります。NPO法人癌コントロール協会の森山先生のセミナーの中にサイモントン療法の紹介があったのです。それは、何と、森山先生はサイモントン先生を日本に初めて連れてきて下さったその人だから、らしい。森山先生はあの川畑先生のことを「通訳の女の子」と呼んでいらして、私は大いに面食らいました。日本人のサイモントン療法第一人者で認定トレーナー第一号である川畑先生は、元はサイモントン博士の通訳をしておられたんです。

ごく最近、サイモントン療法の認定トレーナーは3人に増えたようです。認定トレーナーは、患者さんグループとインターン(セラピストを目指す人)の指導を正式に行える人です。つい先日まで、川畑先生1人でした。

サイモントン療法は日本ではまだまだ知名度は低いですが、少しずつ広まってきているようです。がん患者の精神的ケアに大きく寄与できると思います。

サイモントン博士は米国の癌コントロール学会から人道賞を受けられた他、イタリアの国際文化芸術科学センターから、癌と人道の分野での継続的努力に対し、Foyer Des Artistes賞を受賞を受賞されているそうです(Wikipediaより)。

最近は日本の文部科学省がんプロフェッショナル養成プランの一環での研修会などが行われています。

●文部科学省がんプロフェッショナル養成プラン第3回北陸がんプロフェッショナル養成プログラム公開講座
「がんのこころのケア、ストレスマネジメント」~サイモントン療法から~ 平成21年2月7日 北日本新聞ホール 【主催】富山大学、北陸がんプロフェッショナル養成プログラム【後援】 富山県/富山市/富山県がん診療連携協議会/富山県医師会 富山県看護協会/富山県病院薬剤師会
富山大での講演会和漢薬の伝統のある富山でというのが面白いと思いました。


●宮崎大学医学部英語分野主催 文部科学省がんプロフェッショナル養成プラン協賛 ~サイモントン療法「がんと心の関係」 2月19

●文部科学省がんプロフェッショナル養成プラン 北陸がんプロフェッショナル養成プログラム公開講座 ワークショップ サイモントン療法を学ぶ2日間コース 平成21年2月21日(土)、22日(日)富山国際会議場2階【 主 催 】富山大学、北陸がんプロフェッショナル養成プログラム【 後 援 】富山県/富山市/富山県がん診療連携協議会/富山県医師会/富山県看護協会/富山県病院薬剤師会

●文部科学省「がんプロフェッショナル養成プラン」一環「平成20年度 第1回がん看護インテンシブコース研修会」~サイモントン療法の理論と実際 (講師:田村祐樹) 6大学連携オンコロジーチーム養成プラン
6月20日(金)神戸市看護大学大学院看護学研究科

●文部科学省「がんプロフェッショナル養成プラン」一環「平成20年度 第1回がん看護インテンシブコース研修会」~サイモントン療法の理論と実際 (講師:田村祐樹) 6大学連携オンコロジーチーム養成プラン
7月11日(金)神戸市看護大学大学院看護学研究科

●文部科学省「がんプロフェッショナル養成プラン」一環「平成20年度 第1回がん看護インテンシブコース研修会」~サイモントン療法の理論と実際 (講師:田村祐樹) 6大学連携オンコロジーチーム養成プラン
7月31日(木)神戸市看護大学大学院看護学研究科

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

私は三田に行きます。オルゴさんも気をつけて行って来てください。サイモントンのhpを見ました。伊豆の研修、結構費用がかかるんですね。免疫療法に比べれば安いですが。
必要性と趣旨には賛成ですのでもう少し手軽に始められることはないでしょうか?

オルゴールぴょん さんのコメント...

なおとさん、気をつけていらして下さい。東京タワーの夜景を毎日楽しめるのでしょうね。
ご自分で調査されて、決断されて、治療に臨まれるのは立派だと思います。良い結果が得られることをお祈りします。
サイモントン療法についてまた書いたので、読めたら読んで下さい。もう、出発されたかもしれませんが。

匿名 さんのコメント...

いや、まだ明日の午前です。三田は午後から検査です。さすがのアマゾンでも今からでは本も間に合わないので。生きる力が必要なこと、自己治癒力を高めること、その為の自然な形での日常生活、生活習慣病としての癌の位置づけ。セミナーに参加すれば立場を同じくする人との会話での刺激。きっといろいろあるんだろうなぁ。これから少しでも取り入れていきたいと思います。

オルゴールぴょん さんのコメント...

なおとさん、こんばんは。なおとさんは、治療法選びでも、サイモントン療法でも、ポイントを押さえて必要な行動に移されるのが、早いですね。ポイントが分かれば半分答えが手に入ったも同然ですね。バリバリのビジネスマンていう感じがします。
治療は暫くかかり、お仕事は止まってしまうと思いますが、どうぞ復帰を急がれませんように。止まることのできる時間も貴重です。癌の体験を実り多いものにして下さい。以前よりも健康になって長生きして下さい。
私も明日から伊豆で色々自分を振り返って、戻ったら、三田病院にも寄らせてもらいますね。

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