月曜日, 4月 06, 2009

口腔癌の痛み

私は上顎歯肉癌でしたが、にぶ~く痛いことは痛かったですが、叫んだり夜中に眠れなかったりというほどひどく痛くは無かったです。

最初歯医者さんに行ったのが、「親知らずが痛かったから」です。そう思い込んでいたわけです。

口腔外科に入院して検査してもらっている間、鎮痛剤のボルタレンをもらいました。途中でモルヒネになりました。

病棟のお医者さんが、「痛いでしょう? このくらいになったら相当痛いはずです。」と言って、モルヒネを勧めてきたんです。

そうでもないけど、痛いのかなぁ、と思って。でも、私はこのお医者さんが嫌いだったんです。勝手に重病人扱いされている感じで。

痛くなきゃいけないわけはないのに、もうコイツはすごい重病人だ、と扱われているみたいで。

反発もしたかったのですが、だんだん後頭部も痛くなってきたし、癌研病院の方に移ることも考えはじめ、治療の間が空くことが不安にもなり、モルヒネをもらいました。そうできるようになる(癌研のベッドが空く)まで、一旦退院することにもなり、その間は自分で自分の面倒をみなければなりませんから、どんなに痛くても大丈夫なようにとの思いもありました。痛いのはいやですから。

一旦退院した時にも、モルヒネを持たせてもらいました。

結局、癌研病院に移ってからも、放射線治療から切除手術の前まで、モルヒネをもらっていました。

モルヒネを飲むと、便秘になるので便秘薬をもらい、ぼ~っとなるので、頭がはっきりするという薬ももらいました。でも、はっきりする方の薬はあまり効かなかったです。放射線+抗癌剤で何も食べられず、高熱が出たり皮が剥けたりで、どこで何がどうなったのか、自分でも良く分からず、途中で何度か記憶が飛んでるみたいです。

でも、上顎切除の手術の直後から、モルヒネが出なくなりました。もう取ってしまったから痛くないはずです、って言われて。

そうなのかなぁ???と、また不思議でした。癌はなくなったけど切除した傷の方がよっぽど痛いと思った。

その日からボルタレンに逆戻り。

モルヒネは癖になることもなく、その日からスッパリ、止めになりました。

どなたかの本に、口腔癌は痛くない、切ると痛いのだ、と書いてありました。

あの嫌いだと思ったお医者にモルヒネを勧められなければ、モルヒネ無しでもやれたのではないか、という疑いは今も持っています。その方が、記憶も飛ばずにじっくりと癌治療を体験できたかもしれません。

あのお医者も親切で言ってくれたのですけどね。

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

やはり痛みはあったのですね。私も食べる時以外は特に痛いとは思いません。痛み止めは阪大でも三田でも処方されていません。食事療法、サイモントン療法については興味があります。口腔外科に入院中はどのような治療を受けていたのでしょうか?具体的な手術の日程や方法を説明されていたのですか?

オルゴールぴょん さんのコメント...

なおとさん、こんばんは。口腔外科では検査だけで、CT、MRI、レントゲン、胃カメラ、PET、超音波、何も治療はありませんでした。きれいな食道も胃も自分で見たので安心はしましたが、とりあえず癌だと分かっているなら何かしら薬が欲しいと私も思いましたよ。全部検査が終わって、口腔外科での治療方針を聞いて、検査結果を持ってセカオピに行きました。口腔外科での日程は決まっていなかくて、セカオピの後決めるという流れだったと思います。

食事療法は抗酸化効果のあるサプリメントは放射線治療をするなら摂らない方がよいようですよ。大量のビタミンCとかビタミンEとか、ピクノジェノールなど。放射線が作る活性酸素で癌細胞をやっつけるのに、抗酸化剤はその効果を無くしてしまうようです。放射線に抗酸化剤を併用すると治療成績が落ちるという論文が出ているのを葉っぱさんのところで紹介されていました。

匿名 さんのコメント...

三田病院から連絡があり16日~入院することになりました。事前の検査もあるので実質的には13日から三田に行くことになります。

川合直人です。たぶん8階に入院になると思います。三田に来た時はよければ会ってやってください。

オルゴールぴょん さんのコメント...

なおとさん、治療が早まったのですね。よかったですね。
私は13日からサイモントン療法の宿泊研修です。術後5年で油断しないよう、自分を振り返ってきます。

横浜から三田もけっこう遠いんですよ~。でも、分かりました。東京タワーを見に行った時に、寄ることにします。多田先生にも会えるかもしれませんね。

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