嵐の大野くんが「変な人」だという事を書きましたが、Hirokoさんから、大野くんのフィギュアや絵がなぜ黒人なのか書いてほしいとのご要望を頂きました。
大野くんは、「どうしても、黒人になっちゃう」と言っていました。
それ以上に言葉で限定しては、いけないような気がします。大野くんにとっては、どうしても、なっちゃう、とのこと。
だから、私にとって、どう思えたか、という意味で読んで頂きたいと思います。私流の勝手な感想なんです。
私は、大野くんのフィギュアを初めて見た時、このおじさんには何でも相談できる、と思ったんです。
どんな悲しいことも、どんな恥ずかしい事も、どんな苦しいことも、このおじさんはばかにしないで聞いてくれそうです。
そして、全部吸い込んで、上向きの笑顔に変えてくれます。
そう思った時、黒人の音楽や、文学が、とても優しいものを含んでいることを思い出しました。多くは知りませんが、ジャズや、小説の、最も優しいと思われる作品が、黒人文化の中にあるのです。
具体的に上げられるほど知りませんが、歌の「アメージンググレース」とか、小説の「バドの扉が開く時」とか。
大抵の文化の中で、音楽や文学は、支配階級や富裕層の中で生まれました。或いは、支配を打ち砕こうと闘う立場の中で生まれました。でも、黒人文化は、支配階級や富裕層の中に居た事がないのです。その分、作品に形作られたものの中には、地球の上で最も優しく、力強いものが含まれているようです。そういう風に感じることがあるのです。
米国に住んでいた時、ニューヨークで迷子になって、黒人のおばさんに道を尋ねたことがあります。とっても優しくて親切でした。まぁ、概して米国の人は日本人より親切だったと思いますが、その時の黒人のおばさんは暖かくて、親切な感じでした。日曜日で、きちんと正装して、教会に行かれるところだったのだと思います。
大野くんのフィギュアで、そういう色々なことを思い出します。
大野くんは、嵐になった当初の頃、もうダンスは極めたから、嵐は抜けたい、イラストレーターになりたい、と思っていたそうです。
そう思いながら、超人的に忙しいアイドルの仕事をしながら、夜にはあれらの作品を作っていたようです。
そんな、不本意とも言える状況だったから、変顔を作るのと同じように、楽しくしたくて、色々工夫して、細かい造形をいくつも作りました。だから、あれらのフィギュアは、あんなに上を向いて笑っているのだろうと思います。その時に、大野くんも、黒人文化の中にある優しいものを、思い出していたのかもしれません。
作りたいから、作りたいように作っていた、というだけなのでしょうけれど。
大野くんの「変」は、他のイラストなどの作品にもよく表われていますし、『ゼロ号室の客』の演技でも健在です。変ですよね。コメディーだと思いました。
変な人大野智は、自分を表現したい欲の塊りだと思いますが、優しい人です。変わっていますがこれからもよろしくお願いします。
2 件のコメント:
オルゴールぴょんさん、こんばんは。智くんの作品を分析して下さってありがとうございます。またまた、なるほどなぁと感心しながら読ませて頂きました。
>黒人文化は、支配階級や富裕層の中に居た事がないのです。その分、作品に形作られたものの中には、地球の上で最も優しく、力強いものが含まれているようです。そういう風に感じることがあるのです。
同感です!私も、黒人文学や音楽に、優しさや暖かさ、そして明るさとユーモアを感じます!智くんの作品も、みんな優しさに溢れていますよね。オルゴールぴょんさんの言葉を借りれば「毒がない」作品。そして、智くん自身が、優しくて暖かくてユーモアのセンスを持った人ですよね。もしかしたら、智くんの内面を一番的確に表現できるのが、「黒人」というモチーフだったのかもしれませんね。智くんは自分では気付いていないかもしれませんが。
ところで、オルゴールぴょんさんはアメリカに住んでいたことがあるんですか?私も7年間住んでました!共通点があって、なんだか嬉しいです!
オルゴールぴょんさんのブログを読んでつくづく思ったのですが、オルゴールぴょんさんは、智くんの母親のような母性的な愛で、智くんを応援してるんですね。松任谷由実さんの「守ってあげたい」の歌詞のように、智くんを傷つけるすべての物から守ってあげたい、そんな愛を強く感じます。
私は智くんのファンになってから、過去にいろいろゴシップがあったことを知りましたが、「へぇ~。こんなこともあったんだ。」というくらいの感想で、幻滅したりすることはありませんでした。逆に、ますます「大野智」という底なし沼にズブズブとハマっていった感じです。
お忙しいところ、智くんの記事を立て続けに書いてくださり、本当にありがとうございました。オルゴールぴょんさんのおかげで智くんに対する理解が深まり、心の中のモヤモヤが雲散霧消しました!ありがとうございました!
Hirokoさん、こんにちは。
ユーミンの「守ってあげたい」は、You don't have to warry って、心配しないように、って言ってるんですよね。
智くんは、自分では分かっていて、本人は心配していない、と思うんです。基準が宇宙にある人ですから。私が心配するのは、周りやファンが心配すること、なんです。
私は智くんが、我儘に自分を表現することを貫いてくれた強さに惹かれているので、智くんの母親のような気持ちで守りたいというよりは、むしろ、智くんをお父さんみたいに信頼できる人だと感じているんです。お父さんが貶められる事から守りたい、みたいな。
年齢的には智くんの母親に近いですけど。年齢とは関係なく、智くんは尊敬できる人だと思うんですよ。
Hirokoさんも米国におられたんですね。10年以上前ですが私も住んでいました。いい経験をしました。
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