上顎癌で3大療法(放射線+抗がん剤+上顎切除)で治療しました。手術の後、口が開かなくなり、開口訓練をしていた時に手術した側の下顎の骨が折れ、偽関節になっています。本来の顎の関節では開かないけれど、折れた所が関節の代わりになっているお陰で口が開き、ものが食べられます。
折れたのは、放射線治療のために顎の骨がもろくなっていたためらしく、骨髄炎と言われました。
けれど、「骨髄炎はものすごく痛くなる」と言われたにもかかわらず、折れはしたけれど全く痛くありません。但し、刺激でいくらでも脆くなるので、骨をくっつける治療はできない、と言われています。また、同じく刺激を与えられないので、虫歯を抜く事もできないそうです。
が。
歯磨きは大変なんです。術後暫くはピリピリビンビン響いて触りたくもなかったし、今は触れるけれど、術側は麻痺しているので、口の右半分やほっぺたが動きません。動かないから、ものを食べると食べ物が挟まっていつまでも歯の横に溜まったままになるのです。また、口の中に植皮して縫った所のほっぺたが縮んで、歯に貼りつくようになっていて、ブラシが入らないのです。念入りに歯磨きをする方法を指導してもらったのは、術後1年以上経って三田病院に移って、リハビリを受けてから。それ以前のあまり歯磨きができなかった時期に、術側の下の歯は既に少しだけ虫歯っぽくなっていたのです。
だけど、刺激しない方がいいということで、虫歯の治療はしない方がいいらしいんです。で、そっとして様子を見る、ということで、今日まで来ています。
今回は、その近くに炎症が起きたらしいです。
「そのうち、ものすごく痛くなりますか?」と、主治医に聞いてみました。「いや、そうとは限らない。」とのことでした。
もう、歯の神経も生きてないかもしれないし、ほっぺた回りの神経も切れたりしているので、痛くないかもしれないそうな。 ひぇぇ。
先日伯母が亡くなったのですが、『神様の贈り物の認知症』のお陰で、苦しみもせず安らかに亡くなったそうです。
神経が切れているお陰で虫歯や骨髄炎が痛くないのは、ラッキー、と思うべきなのかしらん。
この歯やあごの骨がいつまでもつのだろう、とも思いますが、そう言えばおじいちゃん(70代)も、歯がないんです。入れ歯仲間。私の方が部分的に自分の歯が残っていてベターな状態です。
今ある歯をできるだけ長く使う、という、普通の努力をすることにします。腫れないように、疲れたら休みつつ。
使っている、一本毛束のハブラシ。硬縮したほっぺたと歯との間にも毛束が入ります。
4 件のコメント:
おー、この歯ブラシ、以前使ったことあるよ。当時通ってた歯科医がサブ的につかうのを勧めてたから。そうか、ゴルぴょんさんのような人には適した形態なんだね。
ここを読むとあまり知らなかった頭顎部のタイヘンさがわかるし、それに負けないゴルぴょんさんの力強さも感じることができ、「いいぞ~その調子~」などと声を掛けたくなるわけです。
わたしたちに悲観してるヒマはないんだよねー♪
台風一過、昨日の蒸し暑さが去るといいですね。
この歯ブラシ、街では売ってないのね、薬局でもスーパーでも。三田病院の歯科でもらったのがヨレてきたので、先日楽天で注文しました。ネットって、便利です。
負けない力強さ、かぁ。そうですか。ま、楽しくはないんだけど、こうなっちゃったら、背負って行くしかないのよねぇ。悲観しているヒマはないわね。それなりには生きられるからね。
私も『私の体力に応じて暮らす。遊ぶ。しゃべる。』で行きます♪笑
東急ハンズの歯ブラシ売り場をチェックしてみて!たしか、あったと思うんだけどな~
ロフトかなぁ?
へぇ、ハンズって、歯ブラシもあるのかぁ。姫路にも東急ハンズがあるの?
うちからだと横浜か渋谷へ出ないとハンズへは行けない。子供とごくたまに行きますが、面白い材料とか沢山あって、いくらでも遊べますね。今度は工作材料以外の場所も見てみます。ありがとう!
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