金曜日, 9月 25, 2009

産休入り(女性エンジニア)

職場の同僚の女性が産休に入りました。

彼女は特許の専門家で、私が技術部にいた頃には、私の提案した特許の権利化でとてもお世話になりました。あまり言わない言葉ですが「特許エンジニア」と言っていいのだと思います。

私が息子を生んだ産休の時、その前に提案した特許の中には、産休の間に特許部の方々にお世話になり、産休から復帰したら成立しているものがありました。息子と同い年の特許ですが、私が育てなくても、特許部の方々が育てて下さいました。

他の特許で、今回産休に入った同僚にお世話になり、病気休職中を含めて米国・中国・韓国では成立したのに、日本でだけ成立していないものがあります。彼女が審判(裁判)の請求をしてくれました。彼女が産休に入っても、他の同僚が引き継いでくれるはずです。ちょっと心配ですが、私より権利化について分かっている特許部の人がちゃんとやってくれると思います。

そんな経験をしているので、特許は技術者だけの力によるものとは到底思えません。題材を直接議論する同僚・上司などだけでなく、特許部の方々の上質の仕事があって成立します。会社の設備や実験のラインの方々、計算機の整備の方々の寄与も不可欠です。

だから、アイデアの寄与率の大小はありますが、基本的に特許の報奨金は、大してもらえないですし、その代わりに心配なく、お任せしてしまって、産休にも入れるわけです。

今回産休入りした彼女も、心配なく、自分の担当の案件を他の同僚に預けて行ったはずです。誰が引き継いでくれたんだろうなぁ。不明だったりして。

そうか。今回は私は送り出す方だから、彼女が心配しなくてもよいように、自分で調べなきゃいけないわけですな。

安心して元気な赤ちゃんを産んでくれると思います。私も大きなおなかを「なでなで」させてもらいました。

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