月曜日, 9月 21, 2009

持つべきものは嵐友達・癌友達

この秋、日本テレビで1週間、嵐が計50時間以上出演し続けるという、「嵐 CHALLENGE week」という企画が決まったそうです。開催日などは近日公表とのこと。嵐が大嵐になりそうです。

さて、以下は個人的な話題。

<嵐友達編>
さてさて、嵐の十周年記念ツアーの東京ドーム・札幌ドームのファンクラブチケット抽選結果が先ごろ発表になり、なんと、嵐友さんのお陰で、私も東京ドーム最終日に、行けることになりました~~~。

嬉しいですよ。あの、智くんの脇の下の残像に渇望感をそそられながら何ヶ月も、一年以上もは過ごせないっ、と思っておりました。

ホント、もつべきものは嵐友達です。これから嵐の人気が益々上がって、益々チケットは取れなくなるかもしれませんが、お友達との協力体制は貴重です。

嵐のファンは仲がいい、マナーがいい、嵐が私達に多くを教えてくれるように、嵐ファンの先輩の方々にも多くを教えて頂いてます。嵐の5人がファンに注いでくれる愛情が、ファンの私達にも鏡のように反射して、嵐にも注ぎ返され、ファン同士にも反射し合ってるような気がします。これからチケットは益々貴重なものになると思いますが、そういう基本的な部分が守られたら、大丈夫だと思います。

でも、自分が今度行けることになったから「大丈夫」なんて言えるんでしょ、という気もしますが。

実際つい先日、贅沢にも一応、開演に遅れたとはいえ国立コンに行けたくせに、智くんの後姿ばっかりだった、とぶーぶー言ってた自分がおりました。後姿でも見えるところに居たんだから、よく見えないスタンドの上の方の席の方より恵まれてたのに。

去年の国立ではスタンドのてっぺんの席で、嵐くん達の顔は見えなかったけれど、ペンライトが揺れる国立の会場の美しさ、コンの構成の楽しさ、全体の構成の変化の味わい、新宿の遠景や三日月を上に抱いた会場の壮大さを、味わえたし、何よりも、嵐の5人がお客さんを楽しませようとして一生懸命に歌って踊ってくれていることが伝わってきて、大満足でした。(。。でもやっぱり近くで見たいと思って、上海には行ってしまいましたが。)

後姿でも、よく見えない席でも、チケットが取れなくて行けなくても、「大丈夫」で嵐を応援し続けられるようにならなければ。鑑賞力の幅を広げねば。そして人間修行です。


<癌友達編> 
ところで、また話が変わるのですが。

癌友達で嵐友達のK子さんによれば、私の手術日は9月14日ですが、ということは今の私はその翌日に生まれているので、嵐の誕生日(デビュー日)9月15日と、同じとのこと。そう言えばそんな気もしなくもないんです。そういうことにしちゃおうかな。

手術の当日なんて、意識も朦朧、自分に何が起こったかの認識がある状態じゃなかったですから。気管孔があることが分からず、息ができない、死ぬ、と思ったこと、しか覚えてません。気管孔の事は前もって教えてもらっていませんでした。

翌日には、目が覚めたら体にたくさん管がついていて、意識はありました。

あの時、今の私は生まれたのかもしれませんが、生まれた、治った、という気分ではなく、沼の底みたいなものでした。

前回の記事にコメントを頂いたinkさんも、5年前の夏に入院・治療をされていたとのことで、その頃私は手術前の抗癌剤・放射線治療中で、モルヒネで朦朧として、やはり沼の底の人間のように暮らしていました。6人部屋で、皆さんに励まされて、その日その日をとにかくつないでました。

5年前の嵐はどうしてたのだろうと思ってみると、嵐は5周年で、最初の24時間テレビパーソナリティをやった年なんです。あの、相葉くんの手紙が読まれたのが、私の手術日の少し前、放射線治療が終わった頃。

あの頃は嵐の事は知らなかったし、それどころかジャニーズの事も知らなかったし、仮に嵐について聞いても何も私のアンテナに引っかからなかったと思います。

それでも、神様と主治医は私の手術日翌日が嵐のデビュー日になるように、本人の知らないところで仕組んでくれたんですな。

嵐の5周年のツアーは、「いざッ、Now Tour!!」です。その曲目には、智くんのあの「Top secret」がありました。

そこまで考え及んで、初めて、沼の底だけじゃないものが2004年にあったんだという気がしました。「いざッ、Now」の8月3日横浜アリーナ公演がDVDになっています。

私が沼の底に沈んでいた時に、大野智はあの魔曲を横浜アリーナで上演してくれてたんだなぁ。

当時、沼底にいる私の上の方には水面があり、その上には空がある、と一生懸命想像しながら、でも空は遠くて、とにかくその日1日を過ごすことだけ考えていました。

でも、あの時は知らなかったけれど、今思い浮かべる沼底にはあの魔曲の閃光が届いています。

大野くん、ありがとう。9月14日に嵐のデビュー会見を開いてくれたジャニさん、ありがとう。大野くんを生んでくれた大野くんのお母さん、ありがとう。嵐のみんな、ありがとう。私を嵐とめぐり合わせてくれた全部のものに、ありがとう。

もちろん、全部何でもない偶然なのだけれど、私にとっては意味があります。手術が終わった、治った、と言葉で言っても、あの時生まれた、歩き出したという気持ちになれなかったけれど、『Top secret』がある世界に向かって歩き出したんだ、という気持ちには、なれるから。

嵐の話題が共有できる癌友達ばかりではありませんが、癌仲間はまず例外なく、沼底を経験していると思います。多くの方がそれぞれの希望を語って私を元気付けてくれます。癌の後の日々を供に歩いてくれる癌友達にも、ありがとう。

6 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

川崎オフ会呼びかけていただいてありがとうございます。一人でも多くの人が参加してもらえると嬉しいのですが。ジャズやボサノバが流れる静かなお店でのんびりしたい私はj事務所タレントは遠い存在に思えます。

匿名 さんのコメント...

オフ会どうしてもと云うことであれば10日土曜日にしましょうか?ただ、そこも3連休になるので帰りの新幹線のチケットの問題とかもあるにはあるのですが・・・

オルゴールぴょん さんのコメント...

なおとさん、こんにちは。
治療の頃やその後は私は沼底でしたから、当時は私も元気な音楽は近く感じられませんでした。ジャズとかもいいですね。ご自分が、いいな、と思われた音楽を楽しまれて下さい。

オフ会は、今連休中ですから、まだメッセージを見ていない方や予定を確定できない方もおられると思います。今から動かすより、今回は当初の予定で、可能な方に来て頂けるとよいと思います。ひとまず8日か7日ということで様子をみて、早いうちにどちらかに確定しようと思います。

匿名 さんのコメント...

ては、そのような方針で。心の底から癒されるような音楽とはどういうものなのか、人によって違うのだろうけど・・・・
最近は癒し系タレントなんて言わなくなりましたね。入院中は談話室のリラッ熊に話しかけそうになりました。

ink さんのコメント...

時々コメントにお邪魔していたら、本編に登場させていただいて、光栄です。ガンでは同級生ですね。抗がん剤治療の事を思い出すと、よくまああんな苦しい事がくぐり抜けられたと思います。これからもどうぞよろしく。

オルゴールぴょん さんのコメント...

inkさん、コメントありがとうございます。

inkさんも、沼の底でしたか。くぐりぬけてこれてよかったですね。人間はなかなかしぶといです。生きてこれるもんですね。せっかくだから生き延びましょ~。こちらこそ末永くよろしくお願いします。

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