火曜日, 7月 03, 2007

サイモントン癌療法の10の原理:その3

サイモントン癌療法の10の原理
"The Ten Tenets of The Simonton Cancer Program"

3. We can significantly influence our beliefs and attitudes. As a result we shape our emotions, and therefore, significantly influence our health.

3.我々は自分の考え方や態度に大きく影響を与えることができる。それによって我々は、自分の健康に大きく影響を与えるように、自分の感情を形成することができる。


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サイモントン癌療法10の原理の訳の続きです。

10の原理 その1その2は、


1.我々の感情は、健康と病気(癌を含む)からの回復に大きな影響を与える。感情は免疫系やその他の治癒の仕組みの強い原動力である。

2. 我々の考えや態度は、我々の感情に影響を与え、それによって我々の健康と治癒の仕組みに影響を与えている。

でした。


病気からの回復には治療や薬だけでなく、感情も大きな影響を与え、その感情は考え方や態度で支配されている。
その3では、その考え方や態度は、自分自身によって支配できる、と宣言します。つまり、それができるのだから、病気からの回復に大きな影響を与えることが自分自身でできる、ということ。

表面的には、自分の考えを自分で支配する、自分の態度を自分で支配する、ということは、当たり前のように思えるかもしれません。しかし、病気からの回復に影響を与えるように自分の考えや態度を支配するということは、概して難しいものです。

例えば、余命一年、と言われれば、あぁ、一年で自分も(多くの人と同じように)死ぬのだ、と誰しも考えてしまいます。いかにも病気の回復には悪そうです。

それは自分で自分の考えを支配しているというよりは、平均的な患者について述べた医者の言葉に支配されているのです。その一年は、自分の場合には実は三年かもしれないし、五年、十年、それ以上かもしれません。実際、余命宣告を裏切って長年お元気な方は皆無ではないのです。そこでどう自分の考えを支配するかによって、実際にどう病状が変化するかは影響を受けてしまうのです。

或いは、自分が死んだらもうこの世が終わるように、感じ、考えてしまっているかもしれません。でも、誰しも死ぬのだし、その後も世の中は続いています。自分が死んだら家族は不幸になると考えているかもしれませんが、考え方は人様々で、「千の風になって」のように、風になっていつまでも家族を見守る、と考えることもできます。多分、不幸になると考えているより、いつまでも見守ると考える方が、病状には良いのではないでしょうか。

そうは考えられない、というなら、なぜそう考えられないのか、どう考えるのが良いのか、検討の余地があります。健康に悪い考えに囚われたままでいる必要はないのです。

多分この薬は効かない、と考えて飲むより、きっと効く、と考えて飲む方が効く、というがプラシーボですが、きっと効くと思えない理由があるのなら、それが尤もな理由なのかどうか詳細に検討しなければなりません。

その他、無数の、健康に悪い考えや態度を、私たちは背負って生きてきてしまっています。

何々しなければいけない、楽しんではいけない、強くなければいけない、強くてはいけない、等々、人により、何が出てくるか分かりません。あらゆるものです。

癌は、それを総チェックして、健康に良い考えや態度に置き換えるチャンスを与えてくれているのです。




       

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