「人生楽ありゃ苦もあるさ~」って歌がありましたね。かの有名なドラマ水戸黄門の主題歌でした。
楽も苦もある、ならよいけれど、楽あれば苦あり、と言うと、サボったり楽をしたりすると後で苦労するぞ、楽をしてはいけないよ、と戒めているように響きます。
楽あれば楽あり、であって欲しいですね。
楽あれば苦ありは、いつから言われるようになったのか知りませんが、昔は有効な知恵だったと思います。
戦前とか、江戸時代とか、世の中にお米とかが足りなかった時には、みんなに行き渡らないので、大部分の人は我慢をしなければなりませんでした。技術も進んでいないので、苦労をいとわずに働かねばなりませんでした。楽を実現できる人は少なかったので、楽をしてはいけないと戒める必要があったのかもしれません。
実は私は、現代では「楽あれば楽あり」だと思っています。
サボるのでなくより楽な方法でやるのは、奨励した方がいいです。
技術の進歩や世の中の進歩で、同じことが以前よりも楽にできるようになった時に、より大きな楽しみと前進が得られるのです。これってゴールデンルールだと思います。
電車でも飛行機でも、電話でも、電気釜でも、何でも、色々な例がありそうです。
苦あれば楽あり、はどうでしょうか。
苦労をすれば後で楽な状態になれるでしょうか。
苦労を苦労だと思っていると、苦労すればするほど、ますます苦しい状態になったりしませんか。
苦あれば楽ありも、戦前とか江戸時代とかに、人々に苦しい仕事を不平を言わせずにやらせるために必要だった言葉かもしれません。
今は生産性が上がっているので、苦労というほどにやらずとも、実は大部分の人にゆきわたるだけの富はあるのです。
既にテレビはあるのにわざわざ地デジに全部変えたり、どれだけ生活上の必要性があるのか不明な3Dテレビを一生懸命作ったり売ったりしているんですから。苦しんでやるような仕事なのかは疑問です。
また昔の同僚で、職場の雑用仕事を一手に引き受けて、いっぱい残業もして働きづめの人がいて、当時の上司は「ああいう人はいずれ報われるよ」と言っていました。でも、ある程度の昇進はしたけれど、結婚もしていないし、最近見かけたら何だかボロボロなんです。
でも苦労ではなく、努力した事は報われる、って事は今も成り立っていると思います。
一生懸命練習した選手が金メダルを獲得するとか。
その練習は苦しくてもやりがいがあれば、楽しみでもあるだろうと思います。
だからこれも、楽あれば楽あり、になります。
つまり、楽をしたら苦がやってくるのではないかと恐れるのではなく、楽をしてもっと大きな楽を目指しましょう。
また、やりがいをもって楽しく努力して、大きな喜びや楽しみを手に入れましょう。
っていう意味だと水戸黄門の歌が気に入っている息子に教えなくちゃ。
2 件のコメント:
オルゴールピョンさん。
ikkouです。
ブログの書き込み、ありがとうございます。
ぼくは、いまのところ病気らしい病気もせず、元気で生きています。
まあ、肉体的にはって事ですが…。
どうやら、まぎれもなく、老年になったようで、見た目も、年寄りくさくなりました。(トホホ)。
子供たちも親を必要としなくなり、まるで独り身のような生活です。
人生、苦もありゃ楽もあるってことですかね。(ここのところ意味不明ですね)
人生も終盤近くになったので、もっともっと自由に生きたいもんだと、考えているのでした。
ではまた…。
幸一さん、こんばんは。ikkouさんは幸一さんだったんですね。
おいで下さってありがとうございます。
子供たちを立派に育てあげて、良い人生ですね、ikkouさん、おめでとうございます。
ikkouさんのサイトがあったお陰で、自分が癌で死んだって子供たちはちゃんと育っていく、と思うことができました。死にはしないけれど、ともかく安心に思うことができました。
これからもずっと私の前を歩いていって下さい。自由に楽しく生きてくださいね。ikkouさんの文章や絵を楽しみにしています。
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