月曜日, 7月 07, 2008

花より男子ファイナル/隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS

一昨日の土曜日、嵐の松本潤くんと井上真央さん出演の、花男ファイナルを見に行きました。娘と一緒に行こうと思ったのですが、娘はお友達と行きたいとのことで、私は一足先に一人で見ました。娘は翌日の昨日の日曜日、お友達と見てきました。

いやぁ、良かったですよ。私にとってはさすがに対象年齢が、ウン十年ずれたという感はありました。道明寺と牧野つくしが結ばれる話だわけで、観客は中学生・高校生と思われる女の子が大半でした。

感動して涙を拭いてる子も居ました。うちの娘も、帰って来るなり、「お母さん! 私今もう、テンション上がってるから!!」って言ってました。

そっかぁ。うちの娘も女の子だったのね、と、ホッとしつつ納得。幸せな結婚をするストーリに感動してくれたなら、そういう夢を抱いて、自分なりにそんな夢を実現してくれる、かな。

花男ファイナルは順調に観客を動員していきそうです。

やれやれ、よかったです。



もう、松本潤主演のもう一つの映画『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』の方は、上映は終わってるんですかね。感想をば書いていいかな。

隠し砦の方もいい映画だったと思います。面白かったです。。。でも、観客三人でした。うちが見に行った時。

松潤が時代劇ということで観客のターゲットを絞りきれなかったという話もあります。でも、それ以前に、松本潤主演の映画として成り立ってなかった感じです。

私にとってはあの映画の主演は阿部寛さん。かっこよかったです。黒澤明監督の元ストーリーがそれだけしっかりしていたということかもしれません。それを書き換えたと言えるだけの新しいストーリーになっていたのか。

三悪人は阿部寛、松本潤、宮川大輔で、姫様(長澤まさみ)を守る家臣(阿部寛)と、泥まみれの人足2人です。この三人で姫を守って国境を越えるのですが、元ストーリーでの主役(家臣)に代えて人足の1人の松本潤が『主役』ということになっています。

松潤の中で、主役としてのストーリーが出来ていたとは思えない。『花男ファイナル』の撮影のすぐ前の、昨年暮れからの撮影だったようで、その時点でも、楽しみというよりは不安だったなぁ。役作りができるのか。花段と時代劇じゃ、イメージが違いすぎ。

でも、多分、それ以前に、このリメイクの監督自身の中で、この新ストーリーの主役のイメージができてない。できていたら、そういう風に撮るはずだから。

人足の1人を主役にするというなら、宮川大輔さんが主役という方が私には理解できます。あれくらい野卑で悪人と言うにふさわしい人物が、姫様と行動を共にするうちに変容を遂げて、最後には大ピンチを脱して無事隣国へ姫を送り届けた、というなら、映画のストーリーとして面白いし理解できる。その中に姫とのラブストーリーもあったっていいと思う。

松潤のは、三悪人の一人と言ってもどう悪人だったのかしらん。悪人らしくもなく、まるで、上品なお方が汚い衣装を着せられてるという感じで、かと言って別段、実は高貴なお方だったとかいう設定でもなく。せめて、花男パート1の道明寺と同じくらいに壊れてくれてたら。

ジャニーズのアイドルを単に持ってくればいい、という安易な作りだったと言わざるを得ない。黒澤監督の世界的な名作を、そんな風に使っていいのかな。

松潤の立場で言えば、この名作のリメイクの主役というオファーがあれば、断る手はありません。大きなチャンスだから、やるのは当然です。でも、彼は一生懸命やっているのに、家に帰るなりソファーに倒れこむほどに頑張っているのに、ちゃんとその力を引き出す演出になってない。

松潤にとって貴重な経験になったことは確かだと思います。若いときには倒れるほど仕事をすることも必要だし。今は、作品や監督を選べる時じゃないかもしれません。でも、これは松潤主演の映画としては成功してない。      そうね、本人は選べなくても、観客は選ぶから。
この監督の作品はもう、見ないかも。松潤は応援してるよ~。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

松潤は非常によく役を研究し、深めて取り組んでいたと思いますよ。
映画のオリジナルは阿部さん演じるところの真壁六郎太が主役ですから、脚本を変えた時点でひずみが生じるのは仕方なかったと思います。
でも、それを踏まえたうえで、松本潤の武蔵は非常に魅力的に仕上がっていたと思います。
どうやらブログを拝見すると大野智君がお好きで松本潤はあまりお好きでは無い様子。
言葉の端々に辛辣な響きがありますよね。
そういう先入観に囚われた状態で作品をみて、批評をしていただきたくないです。
しかも嵐好きという冠を頂いて。
感想は人の自由ですが、こういうふうに思い込みで、しかもしっかりと作品を鑑賞したとは言いがたい杜撰な感想で「批評」をしていただきたいくはないです。
非常に不愉快でした。
大野くんがむやみに中傷されたのと同じ気持ちです。

オルゴールぴょん さんのコメント...

高橋さん、こんにちは。コメントありがとうございます。最近大野さんの話題が多いので私が大野ファンと思われて当然と思いますが、松潤のファンでもありますよ。隠し砦の感想で不快な思いをさせてしまい、申し訳ありません。私にとっても悔しいことに、あの映画のお客の入りがすごく少なかったんです。
私は映画についてはズブの素人で、見ている本数も一般人としても少ない方です。仰るように、しっかり観賞できておらず、感想も杜撰だと思います。高橋さんの方がしっかり観賞されていると思います。松潤はいつも一生懸命やる人ですから、この映画ももちろん彼のベストを尽くしてくれたと思います。

私の記事は「批評」なんてものではなく、素人の感想として読んで下さるようお願いします。悔しさ余って書き方が杜撰だったのだと思います。すみませんでした。

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