土曜日, 7月 26, 2008

大野智・生田斗真ダブル主演『魔王』第4回

『魔王』第4回、謎が謎を呼び、解けない、分からない、怖い、かっこいい、超絶にかっこいいけど、謎がどんどん深まってしまった第4回でした。

昨日は会社の歓迎会でした。中華料理絶品、暑かったのでビールが美味しかった。けど、カラオケにも行かず、一次会で飛んで帰りました。それでも『魔王』オープニングに間に合わず、始めの10分くらいを見られず、それもあってテンで分からない。

けど、空ちゃんに絵本「トンネル」を読んであげる成瀬領の低い声が、セクシーで。こんなに素敵な図柄ができる人だって、本人は知ってたんだろうか。大野智とは別人みたいです。大野君はもちろん素敵なんだけど、成瀬領は全然別人の、超絶に素敵な人に見えます。

絵本を題材に空ちゃんやしおりさんに成瀬が問いかけたり、語りかけたりする内容が、『魔王』の物語に象徴的にからんでいて、それが「裏魔王」に解説されていました。『ファウスト』に続いてダンテの『神曲』と『地獄の門』も出て来て、見る側に教養を要求しながら物語を膨らませています。

始めは、「裏魔王」に色々書かれているのを読むと、解説しすぎだなあ、と思ったのだけど、今回は解説があった方が助かると思いました。色々、密接に繋がっていて、ボンヤリ見ていては面白さが分からなくなります。でも、断片が、怖くて、かっこよくて、これは何?、どういう意味がある?、と、疑問が膨らんでしまうんです。

芹沢パパの所へ会いに行った若い頃の成瀬領、大野くんではなく若い頃の役者さんですが、怖かった。あれは、悪魔に魂を売った後とかなのかな。物語にまだ悪魔というものは出て来ていないのだけれど、成瀬はなぜ魔王になったのか、弟と母親が死んだということ以上には説明されていません。相当に強烈なプロセスがあったはず。そこに、マリア像とか十字架とかと成瀬の悪魔との関係を理解する鍵もあるのでは。

陸橋を降りていく山野を見下ろす『赤い目』が出て来ました。怖い、とっても怖い~~。あれは今までになかったアイテムです。魔王は、人間成瀬領が作り出したものではないの? あの赤い目を持つ超人間的な何かに成瀬も操られているの?

全体に(最初が欠けてるけど)今回印象に残ったのは、芹沢(生田斗真)の悩み苦しみが哀れだということと、成瀬(大野智)の演技がすごく自然にクールで素敵でかっこいいということ。しおりさんだけでなく、空ちゃんを含めた絡みの場面で、成瀬の優しげな佇まいのやりとりを沢山見せています。

物語はまだ第4回。まだまだ、どんどん新しい展開を見せてくれるでしょう。

0 件のコメント:

サイト内検索は右側のボタンをチェックして検索ボタンを押して下さい